問題は一般庶民である。
おいそれと高級ラーメンばかり食べてられない僕らは、近所ののれんでラーメンを済ますわけだけど、店選びは重要だ。それは美味い不味いではない。本気度だ。
ラーメン屋の本気度を示す具を僕は知ってる。
チャーシューやスープはどの店も拘るし、麺は製麺屋から仕入れている場合が多い。どの店もそれなりに本気だから比較できない。ではその具とは何だろう。
海苔です。ノリ。
ラーメンが運ばれて来たら、ノリが乗っていても、すぐ食べてはいけなくて、文字通り泳がせておく。麺を啜ること数分、ノリの形を確認してみよう。しわくちゃになってたり、スープに溶けていたら、残念ながらその店はラーメンに対して本気ではない。本気度の高いラーメン屋の高価なノリは、最後まで卸したてのスーツのようにパリッとしているはず。
今日、駅前のわりかし新しめなラーメン屋で、再生紙のわら半紙みたいなノリが一瞬で溶けていく様を見て、僕はこの心理に辿り着いた。
ラーメン海苔論である。
是非参考にしてね、と言いたいところだけどもこれには深刻な欠点があって、せっかく新しい店舗を見つけても、店に入りラーメンが運ばれて来るまで肝心の本気度はわからないところだ。てへへ