中道と中庸
中道や中庸は、洋の東西を問わず大事な徳目「とされています。儒教における「中庸」は四書のひとつですね。アリストテレスも中庸を説いています。ブッダも中道について、説いていますね。私の感覚は、一応仏教徒なので、ブッダの教えに近いです。
私見ですが、どちらかというと儒教やアリストテレス(ニコマコス倫理学)が、日常的で倫理的な行動規範として中庸を説いているのに対し、仏教は心のあり方や悟りに至る道について説いています。
バガヴァッド・ギーターに「二元論を脱し」とありますが、これは中道に通じますね。正邪や善悪の二元論では真理にはたどり着けません。それはこの現実世界では、正義は一つではないからです。しかし、全てが生まれいでて帰るところでは、それがひとつなのです。
「信仰の道は平坦だが長い、悟りの道は険呑だが短い」
いずれを選ぶかは、本人の志向です。私は悟りの道を選ぼうとしていますが、まだまだ登山口なのです。
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