うちのラーメン話(スープ) | ビジネスコーチ/コンサルタント(フランチャイズ、外食チェーン)・山岡雄己の経営力コーチング

うちのラーメン話(スープ)



昨日に引き続き、ウチのラーメンの話です。

最近は和風やWスープなど人気ありますが、
自分はやはり体育会系のラーメンが好みでして(^^;
コクのある背脂の玉が浮いたスープを作っています。

寸胴を3発使い、1番はゲンコツの下茹用、
2番は鶏系、3番が営業用となっています。
その3発を循環させながらスープを作っていきますが、
スープの要素を以下の3つに分類してみます。

1.コク ゲンコツや鶏がらから出るエキス。ゲンコツはじっくりエキスが出る。
      モミジのゼラチン質は溶けきることで出る。(コラーゲン)
     
2.甘み 背脂の持つ甘み。いわゆる「背脂チャッチャ」。
      完全に液状になると酸化が始まるのでその前に提供する。

3.旨み 乾物・節系から出る、イノシン酸やグルタミン酸。(和風テイスト)
      香りのピークは早く、時間とともに減退して行く。

他にも勿論多くの要素がありますが、簡単にはそんな感じです。
このスープのイメージをグラフにしてみました。(上記参照)

常にベストの状態を保ち、スープを安定させるのはなかなか大変ですが、
(ラーメン屋さんはそれぞれ独自の方法で工夫されてると思います)
やっぱり、実際は理屈じゃなく経験なんですよね(^^;

格言 「スープのことはスープに聞け!」