思い出のラーメン | ビジネスコーチ/コンサルタント(フランチャイズ、外食チェーン)・山岡雄己の経営力コーチング

思い出のラーメン

天天有@一乗寺



大学のラグビー部の話です。
月曜の練習ではグランドに入る前ロードレースをするのですが、
どこに行くかはキャプテンしかしりません。(つまり気分しだい)

よし、今日は「大文字一本!」とか「南禅寺一本!」とかいうのですが、
そのコースのなかに「一乗寺一本!」というのがありました。

一乗寺には、宮本武蔵と吉岡一門の決闘で有名な「下り松」が近くにありまして、
そして学生の味方、「京一会館」「天天有」がありました。

ラグビー部のオフシーズン、京一会館で映画を見て、天天有でラーメン食って帰る、
これぞ至上のオフ日!(彼女いないヤツにとっては(;;)

京一会館では、
黒澤監督作品の殆どを見ました。
東映やくざ映画シリーズ、菅原文太も見ました。
キューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」も見ました。
戦前のドイツ映画「メトロポリタン」もみました。
日活ロマンポルノ3本立てもみました。

仲間と飲んだあとに訳もわからず、天下一品で「ニンニクギトギト」と叫ぶ、
これも一興ですが、
ひとりしみじみ(あるいは悶々と)して天天有で「メンカタ」とつぶやく、
これもひとつの”のすたるじぃ”であります(朔太郎風)

実際、メンカタ、なるものを先輩から教わったのはこの天天有、
トンコツの白いラーメンを食ったのもこの天天有が初めてでした。

今も営業されているとききます。
またいつの日にか、食してみたい、思い出のラーメンです。