体育会系バカ列伝

やんぶーの巻

今回は、高校の時のよもだの話じゃ。

ワシの中高でいっしょにやりよった奴に
「やんぶー」ゆうんがおってな。
カラは大きゅうて強かったけど走れん奴でな。ワシがいっつも
「やんぶー、でぶでぶすな」とか「やんぶー、ぶたぶたすな」
ゆうて気合入れよったんよ。

ある時試合でな、やんぶーがタックルで後ろ向けに倒されて、
おもくそ頭打ったんじゃ。ほしてうんうん唸りだしてな。

「こら、やんぶー、きあいいれぃ、ぶたぶたすな」

ゆぅて尻蹴ったんよ。
ほしたらやんぶー、ゆっくり起き上がったけど、そのままずどどと崩れおちての。
「もうだめぇ～」ゆうて白眼剥いて泡吹いてしもうたわぃ。
救急車で運ばれたけど、やっぱり頭がカチ割れとったわい（頭蓋骨陥没骨折）

そのやんぶーも、もともと漁師の子じゃったけん、海上保安庁にいったんじゃ。
ほの前おうた時は舞鶴じゃったが、まだ日本海を警備しとるんかのぅ。
いま、竹島じゃの尖閣諸島じゃの物騒じゃけん、
日本の安全はやんぶーにかかっとるんかもしれんのぅ。

がんばれ、やんぶー！