体育会系バカ列伝 | ビジネスコーチ/コンサルタント(フランチャイズ、外食チェーン)・山岡雄己の経営力コーチング

体育会系バカ列伝



チンネンさんの巻

今回は大学時代のよもだの話じゃ。
よもだゆうても、わしの先輩のはなしじゃけどの。

チンネンさんは滋賀の住職の息子じゃったんじゃ。
足は速かったんじゃが、高校時代に膝をいためたらしゅうて
ちんばひきながら走りよりましたの。
あれで早かったんじゃけん、ふつうじゃったら、
もっとすごかったんじゃろの。

さて、このチンネンさんじゃが、合宿の時に
先輩のしごきにあいましての。
称して「サロメチンチンの刑」というんじゃが、
みなに押さえつけられて裸にむかれて
チンチンにサロメチールを擦り込まれるんじゃ。
まあ、今考えたらぞっとすらい。

ところがこのチンネンさん、普通のにんげなら
跳びあがって泪たれるもんじゃが、
どうも絶叫しながらおったっとったらしゅうてな。
先輩達も気味悪なってそれでやめたらしい。

それからチンネンさんは飲むと後輩に
「おまえはかわいいやつじゃのう」なんどと
手を握るようになってしもうたんと。
職業柄か衆道の血を呼び覚ましたんかの。

もうチンネンさんも不惑じゃが、
とんと所帯持ったゆうはなしもきかんので、
どうなっとんじゃろ、と心配じゃわい。
「わしは歩く聖職家じゃ」ゆうていよったが、
歩く生殖器になっとりゃぁせんかの。
まあ、本人が幸せじゃったらそれでええんじゃが。