実は約2ヶ月前に、耳元で金属が衝突する際の爆音を左耳で聞いてしまい、音響外傷を負ってしまいました。
2ヶ月間、痛みと篭り感と耳鳴りに悩ませられ、正直なところ怪我が無かっただけでも幸運と思うようにして、今後は左耳の症状は受け入れざるを得ない覚悟をしました。
病院には発生後2週間以内に行きました。音響外傷の治療は早ければ早い程よいというのが日本の医療では常識のようですが、こちらでは1ヶ月経ってまだ違和感がある様ならまた来て下さいとの事で耳の中を覗いた程度でした。
日本ならステロイド治療などの速やかな対応が可能だと思いますし、即時専門医にかかる事は容易です。
こちらでは、よほどの緊急性が無い限り予約して封書での連絡を待つ必要があります。
その後、約1ヶ月半後にやっと専門医による診察で聴力検査を実施してもらいましたが聴力には異常は無く一安心でした。
篭り感や痛みはアコースティックトラウマ(音響外傷)なので、放置していたらいずれは治るので安心して下さいとの説明でした。特に金属の衝突音では、生涯続くような症状は発生し得ないとの話でした。
国民皆保険の至れり尽くせりの日本の医療と、緊急性が低いと思われる案件は篩にかける現地の医療制度。後者が世界的には一般的であるのは常識ですが、医療制度の違いを垣間見る機会となりました。
(こちらでもプライベートの保険を利用すれば民間の高度医療に即座にアクセス出来る制度がありますが、普通のワークビザホルダーがこのプライベート保険に加入するケースは稀であり、実際私も対象外でしたのでパブリックの病院の予約を待つ事にしました。最初の診察で緊急性があると判断されていればパブリックの病院で無料で治療出来ていました。医師の判断が不服で、どうしてもすぐに治療を行いたいというのであれば、高額な治療費になりますが自費でプライベートの病院にかかる選択肢はありました。)