『レジカウンター』
の高さは、
売り子さんの作業性を考えて、約80センチ。
小さな子が歩き始めてしばらくすると、
両手の指先をこの台の縁にかけて
いっしょうけんめい背伸びするようになります。
「ママ、見えない。見せて。」
成長と共に、
そのうちおでこが越えて、
鼻が越えると背伸びはおしまい。
そんな頃には
自分でパンを選んでトレーにのせて。
ママの財布から
お金を渡すお手伝い。
笑顔が
まるごと越えられそうな頃には
もう小学生です。
「春にはもう学校ですかぁ。はじめて来てくれた頃はまだ顔も見えなかったのにね。」
「ありがとうございます。そうそう、そうだったわねえ。過ぎちゃうと早いわねえ。」
最初にだれが決めたのか知らないけど、
80センチはとても素敵な高さです。 パン衛門
