雨はキライです。
「ズボンは、まくったまま行くのよぉー!すそが汚れるからぁ!」
「はーい!いってきまーす!」
ところが、
通りに出るとすぐ、
左の肩と首で傘をはさんだまま片足ずつ持ち上げて、
もう一方の足でケンケンをしながら、
ロールアップしたジーンズのすそをせっせと元に戻す少女。
「そうだよなあ。わかるわかる。
せっかくのお気に入りのジーンズだもん、格好良くはいて行きたいよな。
でもさ、
君はいつのまにか、
そんなふうにお洒落をするようになったんだ・・。」
ささやかな『成長』を、
日々眺めていられるのも、きっとパン屋の特権だな。 パン衛門
