「青」が散る。 咲き終えたアサガオが墜ちる瞬間に出くわした。 時間にすればおそらく1秒未満のことだと思う。 それがね、 光線の加減で、微妙に「青」の濃淡を変化させながら、 まるで伸身のムーンサルトみたいに宙を舞いながら、 きっちり7コマのストップモーションで地に墜ちたのさ。 偶然が切り取った、 こんな「刹那」ですら、 こうもキラキラに彩る自然の営みのパワーには、 とうてい勝ち目なんかないさ。 都会で仕事してた頃は、 たったこれだけのことに足を止める自分なんて思いも寄らなかったなあ。 パン衛門