伸びをしながら、くわえた煙草に火を付けていると、
ちょうど目と鼻の先、60センチほどのところに、
「あ、ハチドリだ。」
厨房の南側の小さな花壇に植えられた、僕の背ほどもある宿根草(名前は知らない^^;)の500円玉大の黄色い花からしきりに密を吸っている様子。
体長わずか4センチほど。
長いくちばしまで入れたって10センチに届くかどうかというところ。
吸っては離れ、離れては隣の花弁にまた寄る。
手を伸ばせば触れられるところにずっといる。
「KIss and Away」
そんな言葉が似合いそうな風情です。
「こいつ、メスかな?それともオスかな?」
飛び去る瞬間、目が合った。
ハチドリのオレンジ色の頬に赤みがさした気がした。
「なーんだそうか、女の子だったんだ。」 パン衛門
