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ほとんどのパンが今では「ミキサー」という捏ね機によって仕込まれます。

さあ、仕込みを始めようという時に、
ミキサーボウルには、
粉を先に入れるのか?
水を先に入れるのか?

たったそれだけのことでパンの美味しさが違ってきたりするのです。不思議でしょ?

粉を先に入れた場合、

それぞれのミキサーボウルのサイズに対して、原材料が一定の量を超えると、スタート時に「フック」(捏ね棒)の回転によって、水や粉が飛び散ることがあります。スイッチのオン、オフや、ボウルの昇降を加減しながらやり過ごす方法が一般的です。

ところが、「水を先に入れる」というだけで、あっという間に粉が水になじんで、すんなりまとまるのです。

この方法のメリットは、材料の飛散防止だけではありません。
粉の水和が早いために、仕込時間が短縮できるのです。ふつう1~2分。小麦粉2袋(25㎏×2)用のミキサーぐらいのサイズになると4分前後は短縮できます。
仕込時間が短縮できれば、
①生地の温度上昇を抑制できる。(不快な醗酵臭を抑えられる。)
②抱き込む空気による生地の酸化作用で、味や風味が損なわれるのを抑えられる。

たったこれだけのことで、お金もかけずに本当にパンが美味しくなります。

普段、当たり前だと思っている仕事の手順も、ちょっぴり疑う頭の柔らかさがあれば、まだまだ面白がれる余地ってずいぶんあるものです。 パン衛門