ひとくちスコーンと豆乳と牛乳、どっちがいいのか | パンと焼き菓子・パンもり屋

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元保健室の先生パン焼人の、地味で真面目なパン・焼き菓子と日々のあれこれ。

のぞいてくださりありがとうございます

 

週末の雨に耐え、大阪は今桜が満開です。

気温もぐっと上がって上着がいらないくらい…

ていうか、もう暑いです。

こんなに暑いと、夏が怖い…

夏生まれですけど、夏が苦手です。

だって、寒いのは着込めばしのげますが

 

暑くて脱ぐには限界があるやん?

 

 

で。

 

 

先週つくった焼き菓子です。

私の大好きな北海道産小麦粉「クーヘン」をつかった、

発酵バターのスコーンです。

卵の入らないレシピで、

普段は牛乳を使うのですが、今回は豆乳で作ってみました。

ひとくちサイズです。

じつは、ベーキングパウダーを買い忘れていて、

重曹を加えて少量でつくりました。

2個とか3個とか焼くのもなあ…ということに加え、

サイズ感も試してみたかったので小さいサイズにしてみました。

 

このスコーンは、昔・勤め先で教わったもので、

スコーンがそんなに好きじゃなかったわたしがはじめて

 

うまっ!

 

て思ったスコーンです。

 

スコーン独特の

もさもさというか、

ほろほろ感というか、

のどに詰まる感というか、

飲み物ないときつい感というか…

とにかくあのもっさり感がなく、内層はしっとりしていて、でも外はざっくりで、クリームやジャムなんかいらないスコーンなんです。

本場イギリス的には邪道なのかもしれませんが、わたしにはこちらのほうが口に合って。

パンはもちろんお菓子作りも得意にされてるシェフが作るそのスコーンには、ファンもたくさんついていました。

とっても才能あふれるシェフブーランジェで、わたしの憧れているシェフの一人です。

(私より年下でしたが…💦)

そんなスコーンをよりわたし好みに…わたしらしくするべく、レシピを少しづつ変えて何度も試作しています。

 

焼く前↑

前日に生地を作って冷凍していました。

少し解凍して焼きます。

ドレ(つや出し)も豆乳です。

 

焼き上がり↑

ベーキングパウダー+重曹でも問題なく膨らみました。

もともとのレシピでは割れないのですが、

割れるように作っています。

↑冷ましています。

通常サイズの半分以下ですが、焼き時間はほんの数分短い程度です。

 

そして、またしても夕食前に試食。

 

…( *´艸`)いい。

 

そこまで豆乳感はなく、味も、食感もほぼそのままです。

 

ざっくり、しっとり。

 

ただ、ひとくちサイズなので当然内層が少なく、大きいサイズよりはしっとり感の持続が弱いです。

ですが、このサイズならおこさまや、夕食に響かない程度の間食にもちょうどいいなあと思いました。

 

こちらは素朴なお味なので、あっさりとした…浅めのコーヒーや紅茶が合いそうですが、豆乳や牛乳といっしょに食べてもおいしいです。

クーヘンの粉のうまみ、ざっくりした食感があるので、なにもつけずそのままでおいしいのですが、もしつけるとしたらクロテッドクリームや生クリームよりバターやはちみつ、メープルシロップとかが合いそう。

ああ、メープル風味とかもおいしそう。

 

実際メニューにするなら豆乳か、牛乳かと迷うところですが…味だけでなく、アレルギーのこととかもありますし…とにかく、勘が鈍らないようにまだまだこちらも試作を続けていきたいと思います。

プレーンだけでなくほかのお味も作りたいと思います。

それくらい、気に入っているスコーンです。

 

 

ところで、

パンやお菓子作りではまず作りたい味とか狙いで選びますが、豆乳と牛乳はどちらが健康にいいのでしょうか?

健康、ダイエット、というおはなしになれば豆乳が話題になりがちな気がしますが、

 

結論をいうと

どっちが、ということもなく、どちらもそれぞれよさがあります。

 

豆乳・牛乳どちらも良質なたんぱく質をふくんでいます。

豆乳は植物性で、牛乳は動物性。

 

豆乳は、

◎鉄分が豊富、女性ホルモンのように作用するイソフラボンが含まれる

鉄分・イソフラボン効果により…

〇美肌効果

〇コレステロール値の低下

〇貧血・生理痛予防

が期待されます。

 

牛乳は、

◎カルシウムが豊富で、しかもそのカルシウムは体内での吸収率がどの食品よりも高い

(食品に含まれている栄養素は、食べればすべて吸収されるというわけではないのです)

カルシウム効果により…

〇ストレスを和らげる

〇胃や腸の粘膜を保護してくれる

〇骨や歯を丈夫にする

ことが期待されます。

 

カロリー的には、どちらもさほど変わりがなく、

ダイエットをされている方なら豆乳は無調整豆乳を、牛乳なら低脂肪乳や無脂肪乳を選ぶといいです。

どちらも良質なたんぱく質をふくんでいますが、筋肉をつけるのなら動物性たんぱくを含む牛乳がおすすめです。

 

そして、じつは…

豆乳と牛乳を一緒に取るとよいことがあります!

豆乳に含まれるマグネシウムが牛乳に含まれるカルシウムの吸収を高め、牛乳の動物性たんぱくが豆乳に含まれる鉄分の吸収を高めます。(豆乳には鉄分が豊富に含まれてはいますが、体内での吸収率が10%以下と低めなのです)
そういうわけで、豆乳も牛乳もからだによく、アレルギー等なければどちらも取り入れるとなおよいということです。

…そうはいっても、体にいいからといって取りすぎれば健康を害しますが…

 

ちなみに、パンやお菓子を作るときは、牛乳は低脂肪乳などの加工乳でなく牛乳を、豆乳は無調整豆乳を使います。

調整豆乳には甘みがついているので使う際はお砂糖の加減が必要ですが、豆乳と牛乳を置き換えるときはとくに気にせず同量で置き換えできます。

 

材料ひとつとっても選択肢は無数にあって、レシピづくりはとても奥が深いです。だから楽しいのです(^^

 

 

***

 

わたくしごと

 

今月頭に、

張り切って、

アカチャン本舗で

 

『初めてママにお勧め!妊婦帯セット』

 

みたいなやつを買い、今月の3月3日、戌の日に開封したのですが…今のところ妊婦帯の使いどころがまだわかりません。かろうじて腹巻だけは夜寝るときに着けていますが、もう少しお腹が出たら必要になるのでしょうか…?腹巻も、暑くなってくるとどうなるやらわかりません…(;・∀・)

 

 

ありがとうございました。またおねがいします!

 

 

わたしが大好きな北海道産薄力粉、クーヘンです。

たんぱく量が多めなので、お菓子作りの際には少し気を付ける必要がありますが、粉が主役のシンプルな焼き菓子やパンに使うとよくわかります。しっかり焼き込んだ時の粉の香りとうまみがたまりません( *´艸`)