↓ ハザードラボ(2017.5.31) より
クラゲやオキアミなど、海の中では透明な体を持つ生物の存在が知ら
れているが、南米大陸のエクアドルでこのほど、心臓の動きがはっきり
見える皮膚が透明の新種のカエルが見つかった。
このカエルを発見したのは、首都キトにあるサンフランシスコ大学の
生物学者ホアン・グアヤサミン教授。
アンデス山脈東側に位置するアマゾン川上流の熱帯雨林でフィールド
ワーク中、卵の孵化を見守るオスガエルを発見。
このカエルは、木の葉の裏に産み付けられた卵が孵化して、おたま
じゃくしが川面に落ちてくるまでそばにいて、外敵から卵を守っていた
という。
大きさは2センチ前後と日本のアマガエルくらいで、背中側は青リンゴ
色をしている。
ひっくり返すと腹側の皮膚は透明で、心臓自体が白く、赤い血液が
流れていないというからオドロキだ。
このガラスカエルは新種として発見されたばかりなのに、すでに絶滅
の危機に脅かされている。
今回見つかった生息地周辺では、石油の採掘が急速に進んでいて、
輸送のための道路拡張工事が計画しているという。
グアヤサミン教授は「自然環境の悪化によって、知られざる生物が
発見される前に絶滅するおそれがある」として、警鐘を鳴らしている。
なおこの研究成果は、生物学誌『ZooKeys』に掲載された。
ヒアリノバトラキウム・ヤク(Hyalinobatrachium yaku)は、両生綱無尾
(カエル)目アマガエルモドキ科Hyalinobatrachium属に分類されます。
エクアドル固有種。
体長:2.0~2.2㎝
グラスフロッグの中でもかなり透明度が高いですね
(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)
色素が無い理由は分かっていないのですが、グラスフロッグが止まっ
ている葉っぱの裏から、あるいは泳いでいる下から見た時、シルエット
が不明瞭になる・・・とかですかね~??
関連記事
「新種のカエル=ダイアンズ・ベアハーテッド・グラスフロッグ―コスタリカ 」
- ときめくカエル図鑑 (Book for Discovery)/高山ビッキ
- ¥価格不明
- Amazon.co.jp
- 世界のキレイでかわいいカエル/著者不明
- ¥価格不明
- Amazon.co.jp