国宝「金地螺鈿毛抜形太刀」の文様「猫雀」をモチーフにグッズ販売 | パンデモニウム

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日々の気になるコト・モノを万魔のごとく脈絡なく取り上げていきます

※何度かのブログフォーマット変更により改行ポイントがずれてしまい、ほとんどのページがガタガタになっております。
読み難くて申し訳ないです。

 ↓ 朝日新聞(2016.10.16) より

 

装飾金具が高純度の金でできていると判明した国宝「金地螺鈿毛抜

形太刀(きんじらでんけぬきがたたち)」(平安時代)をモチーフに、

所蔵する奈良・春日大社がグッズをつくった。

 


金地螺鈿毛抜形太刀08
 

 


金地螺鈿毛抜形太刀01
 

 


金地螺鈿毛抜形太刀02
 

 


金地螺鈿毛抜形太刀03
 

 


金地螺鈿毛抜形太刀04

 

黄金の太刀には、スズメを捕まえる猫がアニメーションのように表現

された「猫雀(ねこすずめ)」とも呼ばれる文様がある。

この猫を絵はがきや手ぬぐいにあしらった。

 

「今までにないグッズを」と若手学芸員が考案し、国宝殿のオープンに

合わせ10月から販売。

スズメならぬ、猫好きの参拝者の心をつかみそうだ。

 

 

金地螺鈿毛抜形太刀(きんじらでんけぬきがたたち)

  ・・・毛抜形太刀は平安時代中期頃に登場し、日本刀の原型と考え

   られている太刀です。

   毛抜形太刀の前身となる蕨手刀(わらびてとう)と比べると、柄

   (つか)に透かしが入り、刀身が長くなるのが特徴。

    金地螺鈿毛抜形太刀は現存する毛抜形太刀の中でも最高作

   とされ、1951年に国宝に指定。

    総長:96.3㎝、柄長:18.2㎝、鞘長:77.0㎝

    錆に因り、刀身を抜く事は出来ません。

    鞘(さや)の「猫雀」には螺鈿(らでん)の技法が使われてい

   ます。

    柄や鍔(つば)、鞘などの装飾金具の一部には、極めて純度の

   高い金(22~23金)が使われています。これはメッキではなく、

   金の使用量の多さから、かなりの権力者へ奉納された物と見ら

   れています。

    柄や鍔には、仏教の想像上の植物である「宝相華」文(ほうそう

   げもん)が彫金されています。

 

 ↓ 産経新聞 より(以下2点)


金地螺鈿毛抜形太刀05
 

 


金地螺鈿毛抜形太刀06
 

 

 ↓ 「春日大社 千年の至宝」展 より


金地螺鈿毛抜形太刀07
 

 

しかし、平安時代から猫グッズが作られていたとは! ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

猫好きの公家が作らせたのでしょうか?

「猫雀」という定型が有ったのかもしれませんが、勇猛さを表すなら猫

でなくても良さそうなものですが・・・

 

「ププッ、太刀に猫とか m9(^Д^)」でなく、「それ、イイネ! (°∀°)b 」

だったと思うと和みます。

 

 

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