↓ 産経ニュース(2016.5.4) より
三重県鳥羽市の鳥羽水族館は4日、フィリピン周辺の深海に生息する
珍しい種類のウニを日本近海で初めて確認したと発表した。
同館で見ることができる。
↓ 鳥羽水族館公式HP より(以下3点)
↓ 口(アリストテレスのランタン)部分
↓ 殻の上面(肛門)部分
見つかったウニはミクロピガ属の一種。
赤紫色で大きさは約15センチ、同県浜島沖で底引き網漁船が採集
した。
バフンウニに比べ、平たい円盤のような形をしている。
移動する際に使う「管足」と呼ばれる部位の一部が傘状に開くのが
特徴。
水族館の飼育員は「生態もはっきりしておらず、貴重な個体なので
可能な限り飼育と観察を続けたい」と話している。
このウニは、ウニ綱ミクロピゴイダ(Micropygoida)目カサアシガゼ
(Micropygidae)科ミクロピガ(Micropyga)属の、(恐らくは)
「Micropyga tuberculata」です。
ただ、分類はまだ定まっていないようです。
それ程、貴重だという事でしょう。
残念ながら、5月5日に死んでいるのが確認され、標本にして展示を
するとの事です。
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