激しい頭痛の原因は脳に寄生したサナダムシ(条虫)―アメリカ | パンデモニウム

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※何度かのブログフォーマット変更により改行ポイントがずれてしまい、ほとんどのページがガタガタになっております。
読み難くて申し訳ないです。

蟲画像注意!!






 ↓ AFP(2015.11.7) より

 

激しい頭痛に苦しんでいた米カリフォルニア(California)州在住の男性

の頭痛の原因が、脳内に、いわゆるサナダムシと呼ばれる条虫

幼虫が寄生していたことだと分かった。

地元メディアが5日、報じた。

 

地元紙ナパ・バレー・レジスター(Napa Valley Register)の取材に応じ

た医師団によれば、サクラメント(Sacramento)に住む学生、ルイス・

オーティス(Luis Ortiz)さん(26)の脳内に条虫の幼虫が寄生し、命の

危険が迫っていたという。

 

 ↓ Napa Valley Register.com より(以下2点)

   ルイス・オーティス(Luis Ortiz)さん


Luis Ortiz 01

 

担当の神経外科医によれば、サナダムシはオーティスさんの脳の中

で、「瓶のコルク栓(せん)」のように嚢胞(のうほう)を作り、それによっ

て、脳室に流れる脳脊髄(せきずい)液がせき止められていたという。

 

激しい頭痛と吐き気を訴えて病院の救急治療室に運ばれたオーティス

さんは、その後、昏睡状態に陥り、緊急外科手術で幼虫の摘出手術を

受ける必要に迫られた。

 

「ショックでした」と、回復途中にあるオーティスさんは、米CBSテレビに

答えている。

「こんなことが自分の身に起きるなんて。脳の中に寄生虫がいて、ぼく

の人生を破滅させられそうになっていたとは思ってもみませんでした」

 

 ↓ ルイス・オーティスさんの脳から摘出された嚢虫を含む嚢胞


Luis Ortiz 02

 

療養中は学校を中退して実家に戻らざるを得なくなり、当面は車の

運転も仕事もできないという。

 

オーティスさんは、「記憶力は少しずつ戻っている」として、治療の

おかげで脳の全体的な機能も徐々に回復しているとコメントしている。

 

 

嚢胞を作っている事から、有鉤嚢虫(ゆうこうのうちゅう)と思われ

ます。


有鉤嚢虫

  ・・・条虫綱円葉目テニア科Cysticercus属

    体長:10㎜程

    成虫は有鉤条虫(Taenia solium)で、体長:2~3m

    本来の宿主はブタやイノシシで、筋肉に寄生。

    豚肉(特に生の)を摂取する事で、ヒトの小腸に寄生します。

   但し、幼生である嚢虫が血液に入り、脳や眼に寄生した場合、

   神経嚢虫症となり、症状が重篤となります。

   頭痛、吐き気、昏睡、記憶の混濁、脳卒中、水頭症など、最悪

   の場合、死に至ります。

 

 ↓ Wikipedia より  有鉤条虫の頭部


有鉤条虫01
 

 

 ↓ Chest of Books.com より  a:頭部、b・c・d:体節


有鉤条虫02
 

 

 ↓ LookForDiagnosis.com より  神経嚢虫症に冒された脳

  嚢胞に因り穴だらけに・・・


有鉤条虫03 神経嚢虫症
 

 

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