「アンティキティラ島の機械」が発見された難破船の調査開始ーギリシャ | パンデモニウム

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※何度かのブログフォーマット変更により改行ポイントがずれてしまい、ほとんどのページがガタガタになっております。
読み難くて申し訳ないです。

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 ↓ AFP(2014.9.17) より

 

紀元前2世紀に製作され、世界最古のコンピューターと称される「アンティキティラ

島の機械(Antikythera Mechanism)」が見つかった難破船を、革新的な次世代型

潜水服を使って調査する考古学プロジェクトが15日、エーゲ海(Aegean Sea)で

始まった。

クレタ(Crete)島とペロポネソス(Peloponnese)半島の間に位置するギリシャ領の

小島アンティキティラ(Antikythera)島の沖合で1900年、海綿を採取する潜水士

たちによって発見された「アンティキティラ島の機械」は、約40個の銅製の歯車

からなる非常に複雑な構造を持っており、古代ギリシャ人たちが太陽系の運行

周期を計測するために用いていた。

同程度の機能を備えた天文時計が欧州で製作されるようになったのは、その

1500年後のことだった。

 

 ↓ ギリシャ・アテネの国立考古学博物館に展示されているアンティキティラ島

  の機械の一部


アンティキティラ島の機械01
 

 


アンティキティラ島の機械02
 

 


アンティキティラ島の機械03

調査に使われるのは、カナダの深海探査研究所ニュイコ・リサーチ(Nuytco

Research)が開発した、水深150メートルでも緻密な作業が可能な潜水服「エクソ

スーツ(Exosuit)」。従来の調査では、水深60メートルまでしか潜ることができ

なかったが、エクソスーツによってその2倍以上の潜水が可能となり、しかもより

安全に、長時間にわたって作業ができる。

1か月にわたる同調査に参加する考古学者、セオトキス・セオドゥールー

(Theotokis Theodoulou)氏はAFPの取材に対し、宇宙服が膨らんだような外観を

持つエクソスーツによって「作業遂行能力が向上する」と述べ、「つかむ、つまむ、

握る、掘るといった作業が数時間も可能になる」と説明した。

 

 ↓ 最先端潜水服「エクソスーツ(Exosuit)」を装着し、海底の調査に臨む

  セオトキス・セオドゥールー(Theotokis Theodoulou)氏


エクソスーツ01

 

「アンティキティラ島の機械」は、戦利品をローマ(Rome)に輸送中だったとみられ

る船の残骸から、優美な若者の銅像とともに発見された。

考古学者らは船内とその周辺にまだ多くの考古学的遺物が未発見のまま残され

ているとみている。

また、発見場所からさらに250メートル離れた海底に眠っているとみられる別の船

の存在も確かめたいとしている。

 

 ↓ アンティキティラ島の機械を復元したレプリカ


アンティキティラ島の機械04

現在ではわずか44人の島民が暮らすのみのアンティキティラ島は、古代の重要な

交易路に位置し、シチリア(Cilician)の海賊たちの拠点ともなっていた。

こうした海賊らの一部はかつて、身代金目的に若き日のユリウス・カエサル

(Julius Caesar)を捕らえたこともある。

カエサルは後に、自分を人質に取った海賊たち全員を追い詰め、張り付けの刑に

処した。

 

 

アンティキティラ島の機械(歯車)

  ・・・1901年、アンティキティラの沈没船より回収

    しかしながら、永らくその重要性に気付かれる事は無く、代表的な

   オーパーツ(※)の一つとして知られていました。

    紀元前150~紀元前100年に製作されたと考えられています。

    有名なフランスの海洋学者ジャック=イヴ・クストーも沈没船の調査を行って

   います。

    歯車が使われた世界最古の機械の一つです。

 

オーパーツ・・・「Out of place artifacts」の略で、「場違いな工芸品」と訳されます。

         即ち、発見された場所や年代では考古学的に在り得ない出土品

        (広義では工芸品に限りません)を指します。

         当時の文明では、製造が不可能とされる為、しばしば超古代文明

        や宇宙人の干渉などの論拠とされます。

         既に誤解などが解明された物がそのままオーパーツとされていた

        り、贋作・捏造品が含まれていたり、問題は有ります。

         代表的な物に、クリスタル・スカル、コロンビアの黄金シャトル、

        ピリ・レイスの地図、デリーの完全鉄柱、バグダッドの電池壺、恐竜

        土偶、カンブリア紀のボルト、サンダルで踏まれた三葉虫など

        など・・・(好物の割に、これまで取り上げてませんでした)

 

アンティキティラ島の機械も、私の子供の頃は「当時、既にコンピューターが

有った!?」などとワクワクさせてくれたものです (^ω^)

 

こういった装置が、コレ一つとは考え難く、複数作られていた事は想像に難くない

のですが、残存となると・・・難しいかもしれませんね・・・

 

 

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