例によって、「鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集」からは貴重な情報を即日発信してもらってて、ありがたいです。
今朝はアメリカCDCの調査に基づく話題にはっとしました。
ひとつは、カナダのカルガリーCTVのウェブマガジンが取り上げた記事より。
保健医療スタッフ、十分な感染予防対策を講じなかった
米国CDCの調査によると、(アメリカでは)これまで80人の保健医療スタッフが感染。
4月末にCDCは、発病している疑いのある患者に接する場合は、ゴーグル、予防衣、手袋、 N95マスクを着用するように指示していたが、それが実行されていなかったケースが多い。
病原性が低いウイルスだったから良かったが、第二波がより病原性が高まった場合は
危険である。
また、Yahoo Newsの記事で、さらにCDCのスタッフが語ったところによると
「(前略)しかし、医療関係者はこのウイルスの感染予防をもっと行わなくてはならない。26人の医療関係者のうち、勤務を通じて半数が感染したという例もある。これは19日にCDCが発表したレポートによるものである。
具合の悪い医療関係者同士で暴露が行われたというケースもある、とCDCのMichael Bell氏は16日火曜の記者会見で語った。
Bell氏は感染予防がもっと厳密にとらえられるべきだと語った。インフルエンザ患者をすばやく見分けることが第一歩だ。「それが第一だ。予防策を一貫して講じることが業務上感染をなくすためには重要である。」
医療関係者であってもインフルエンザに感染したら自宅待機すべきである。同僚に移さないようにということだけではない。「さらに重要なのはよりからだの弱い患者に移さないということだ。(後略)」
昨日のブログにも似たようなことを書きましたが、アメリカの医療関係者の間に豚インフルエンザはかかっても弱いから大丈夫みたいな意識が強くあるのでしょうか?
マスクやゴーグルをつけるなんて大袈裟だと…。
非常に科学的なアメリカですらこの状況ですから、ましてやすべて後手後手の対応の日本では言うまでもありません。感染している人に一番接近する可能性のある医療関係者の皆さんには特に気をつけていただきたいものですね。
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