琉大ローB日程への出願

琉球大学法科大学院(以下「琉大ロー」という。)の願書を取りよせ、B日程で出願してきました。試験日は11月9日(土)です。

 

過去問は24年と23年の問題を解いています。

起案をしたら個別指導の先生に答案を送付して、フィードバックをもらうという段取りです。上記のとおり過去問は2年分しか解いていませんが、琉大ローは1年間で3回の試験を実施するので、実質6回分の演習を行っています。

 

  既習者コースの分析

まず、既習者コースの配点として以下のようになっています。

琉球大学法科大学院の入試は、法律試験の成績が7割を占め、残りの3割は面接と提出書類で評価されます。 特に、面接試験の評価基準が不明瞭で、対策が難しいと感じています。 7~8年前に私が受験した際には、同大学院の卒業生が合格していました。司法試験の受験資格を得るために、一度同大学院を修了した人が、再度入学を許可されていたのです。このことから、法律試験の成績が合否に大きく影響すると考えられます。しかし、面接や提出書類の内容によっては、法律試験の成績が良くても不合格になる可能性も否定できません。

 

その法律試験ですが配点は以下のようになっています。

 

  科目別分析

憲法

  • 統治分野、特に国会に関する問題が多い。
  • 人権分野に比べ、採点が容易な統治分野を重視している可能性が高い。
  • 予備試験と比較して難易度は低い (予備試験を100とすると45程度) が、出題傾向が異なるため、単純比較は難しい。

刑法

  • 論文マスターレベルの難易度で、予備試験より易しい (予備試験を100とすると30~40程度)。
  • 基礎力養成に適したレベル。
  • 共犯関係の出題が多い。
  • 因果関係に関する問題では、特定の学説に基づいた解答が求められる場合があり、注意が必要。

民法

  • 予備試験に最も近い難易度。
  • 要件・論点の深い理解と、適切な論述が求められる。
  • 法科大学院の公式回答で配点が明示されており、採点基準が明確。
  • 民法の出来不出来が合否に大きく影響する。

商法

  • 全科目の中で最も易しい (予備試験を100とすると20程度)。
  • 基本的に単一論点で構成され、解答しやすい。

民訴法

  • 予備試験でも頻出の分野 (処分権主義など) も出題される。
  • マニアックな問題 (違法収集証拠排除法則など) が出題されることもあり、対策が難しい。

総評

民法を得点源とし、憲法と民訴法でどれだけ得点できるかが合格の鍵となる。刑法と商法は比較的容易なので、確実に得点を目指したい。

 

ざっと、こんな感じでしょうか。

通常だれがちな予備論文後も目標があり、勉強への意欲も湧いてきました。

ロー入試まであと28日ですが、涼しくなってきましたし、淡々と学習を続けていきたいと思います。