R4予備論文の評価と点数

 

 

 

いろいろな方の予備試験の論文式試験の成績を拝見して、簡単に上記のように点数をつけみました。上記点数については、科目ごとの評価から簡単にAなら34点、Bなら30点、Cなら24点と便宜的につけているものです。点数についても、私が点数合わせのために簡単につけているので、ある方のFと別の方のFの点数が異なるのは点数合わせのためです。

 

また、実務基礎科目については、その点数をおおむね2倍しています。

 

ここから便宜的にでも評価に対し、点数をつけることでわかることは、予備試験の論文式試験に合格するためには「実務基礎科目」でB以上は取らないと、この試験合格することが極端に難しくなるということです。

 

令和4年予備論文合格者の九龍半島さんやKBさんは軒並み、実務科目はAです。

 

やはり、実務科目でB以上を取ることが予備試験の論文に合格するためには必須の条件であると考えます。

 

  合格するための得点イメージ

去年はここまでの分析はできなかったのですが、最終的に合格するために以下のパターンがあると考えます。

  • 実務科目でAを取るパターン(他の科目でFを取っても大丈夫)
  • 実務科目でBを取るパターン(他の科目でFを取るとしんどくなる。)

 

実務科目でAを取ると、他科目でFを取ってもなんとか合格点に届きます。

今年の九龍半島さんやKBさんが、その典型です。

 

私の場合、民訴法や刑事系が苦手なので、民訴法でF、刑事系でDを取っても、実務科目のAがそれを挽回し、合格点を超える計算となります。

 

やはり、実務科目でAを取ることのアドバンテージは極めて大きいものと言えます。

 

 

 

一方で、実務基礎科目でBを取った場合、他科目で失敗すると、また来年となる確率が極めて高くなります。優等生的な学力の持ち主で、沈まないような実力のある方であれば、実務基礎科目でBをとっても論文合格を果たすことができると考えます。

 

ただ、実際にこのような実力をつけることは並大抵なことではないと考えます。前述の予備論文の成績評価のAさんの評価がこれに近いと思います。Aさんは500番台なので、来年はきっと、論文に合格すると思います。

 

  センターピンを倒す

よく、問題解決などで、最も重要な課題を解決することを「センターピンを倒す」といいます。

 

要するに、ボーリングなどで、センターピンを倒すと他のボーリングのピンも倒れるように、最も重要な課題を明確にすることは目標達成のためには極めて重要であると考えます。

 

では、予備試験の論文式試験で「センターピン」は何でしょうか?

 

読者の方はお気づきだと思います。そうです、私の分析からは、「実務基礎科目」であると考えます。実務基礎科目がC以下だと他の科目がかなりよくないと、予備の論文は合格できません。

 

予備の論文に合格するためには、実務科目でBで以上、できればAを取ることが必要だと考えます。

 

そこで、「令和5年司法試験予備試験に合格するための戦略」として、令和5年予備論文では実務基礎科目でAを取ることを目標としたいと思います。

 

 

では、今日も1日頑張っていきましょう!