「東耀稲荷神社」から「東叶神社」へ至る途中、浄土宗鎮西派の2寺があります。

 

まずは「東林寺」から。

 

開山は、唱阿上人です。ペリー提督の応接を一手に引受け、地元では英雄視されている中島三郎助親子が、当寺にて眠っています。中島三郎助は、あくまで幕臣としての意地を貫き、箱館で(親子共々)戦死しました。

 

参道脇に鎮座する地元の州崎町の「三浦稲荷」です。上の写真の鳥居は、此の稲荷神社の鳥居です。

 

東林寺の本堂です。

 

本堂正面に御本尊「阿弥陀如来像」がありますが、本当は、その胎内にある、もう一つの阿弥陀如来像が本尊だそうです。

 

狭い境内ですが、文化6年(1809)に相撲興行が開催され、雷電為右衛門が来訪したとか。

 

もう一寺が「専福寺」です。永正元年(1504)に僧久悦により開祖されました。

 

小林一茶の初恋のひとが此処に葬られているとかで、文化3年(1806)頃、一茶が当寺を訪れ、その菩提を弔いました。

 

 

                           (青竹:NO.3812)