干鰯の交易で栄えた東浦賀の繁栄振りが偲ばれる「東耀稲荷神社」です。創建は天明2年(1782)で食保命(うけもちのかみ)を祀ります。

 

「東耀稲荷」の名は、隣接する「東耀山顕正寺」の山号から採られました。もとは一体の関係にあったのでしょう。

 

 

本殿の屋根を見れば、恵比寿と大黒天の飾り瓦が見られます。

 

 

内部を見ることが出来れば、欄間や格天井などに、見事な彫刻が施されています。正面の大棟には、かつて立派な鳳凰の鏝絵(こてえ)がありましたが、修理の際、再現できる職人がおらず、漆喰塗になってしまいました。

 

                         (青竹:NO.3811)