「五稜郭タワー」1階に立っている土方歳三の像です。土方にとって函館は最後の地となりましたが、今でも、函館での土方人気は相当なものです。

 

鳥羽伏見の戦いの後、土方は負傷した近藤に代わって新選組の指揮をとります。江戸に退却の後、流山で近藤が捕縛され、土方は残った隊士と共に、大鳥圭介の旧幕府軍に合流し、北関東、会津と転戦します。

 

仙台で榎本艦隊とも合流し箱館へ。箱館政権では陸軍奉行並を務め、新政府軍とは徹底抗戦します。

 

京都では凄まじい統制の厳しさで有名だった土方も、年齢とともに性格は穏やかさを増し、部下には慕われるようになりました。この像でも、かの有名な写真のように、ハンサムな表情を覗かせています。足元も近代的。

 

 

部分的には勝利する場面もありましたが、最終的には新政府軍の総攻撃に敗れました。味方の救援に向かう途中、一本木関門付近で銃弾を受け戦死。享年:35。

 

                            (青竹:NO.3772)