星の形をした西洋式城郭「五稜郭」を中心とした「五稜郭公園」は、函館でも人気の観光地です。まずは全体像を把握するべく、「五稜郭タワー」に入ります。
「五稜郭タワー」は2006年に開業した高さ107m(避雷針の高さを含む)のタワーで、展望台からは五稜郭公園を見下ろし、天気の良い日には、函館山や津軽海峡まで見晴るかします。
此方は、タワー下の「五稜郭公園」入口です。土方さんと大鳥さんがお出迎え。
雨上がりなので、やや霞んでいますが、展望台から見下ろした「五稜郭公園」。
星型が良くわかります。
星型ゆえの防御構造も、良く理解出来ます。
桜の時期には、約1500本のソメイが咲き誇ります。初夏には「箱館五稜郭祭」が開催されます。この場合には「箱館」を使用します。
「五稜郭タワー」展望台では、ペリー提督の来航から箱館戦争の終結までを、ジオラマでパネル展示しています。
目で見ると、推移も良く理解出来ます。
幕閣の鳩首会談でしょうか。
海外事情の研究も進みます。
海岸防衛の整備。
蝦夷地の確保。榎本艦隊の上陸。
榎本武揚率いる幕府海軍の五稜郭占拠。
箱館周辺での激しい戦い。
榎本艦隊の主軍艦「開陽丸」が座礁し、旧幕府軍は大きな痛手を受けます。
明治2年5月。箱館と五稜郭を包囲した新政府軍は総攻撃を掛けます。箱館山の裏側から攻め込んだ奇襲部隊により箱館は占領されてしまいます。
土方は箱館奪還に向かいますが、銃撃を受けて戦死。
榎本部隊の病院として使用されていた高龍寺に新政府軍が乱入し、負傷の会津兵十数人が惨殺されるという悲劇が発生します。
旧幕府軍は降伏し、箱館の戦乱は終結します。
五稜郭は大正3年に公園として開放され、昭和27年に「特別史跡」に指定されます。
(青竹:NO.3769)