弘前には、「禅林街」以外に「第二寺町」もあります。此方の筆頭寺院は「最勝寺」で、寺領300石を誇ります。そして、最勝寺と同じ敷地であるのが「八坂神社」です。

 

江戸時代には「大円寺」という大寺院がありました。しかし明治時代の神仏分離で、大円寺は大鰐町へ移転し、その跡地に、弘前城下の八幡宮の別当寺院であった最勝寺が入りました。

 

「八坂神社」は、もとは「大円寺の牛頭天王」として祀られていた神社で、今も、旧暦6月13日の宵宮は「大円寺の宵宮」と言われ、宵宮では弘前で最高の人出で賑わいます。

 

 

八坂神社の御祭神は、「素戔嗚尊、櫛稲田姫命ほか」です。

 

境内には、多くの石碑があり、多くの明治洋風建築を建てた棟梁の堀江佐吉の顕彰碑もあります。

 

                            (青竹:NO.3730)