弘前城下町/禅林街。長勝寺構の中に、曹洞宗の寺院が33カ寺も集中しています。
まずは、「京徳寺」です。享禄3年(1530)に五本松(現:青森市浪岡)にて創建されました。浪岡城主の北畠具永が開基との説もあります。北畠氏の滅亡とともに衰退しましたが、慶長年間に現在地へ移転しました。
立派な山門です。
藩政時代、藩主が菩提寺である長勝寺へ参詣する際、当寺で下馬し、当寺の住職が先導しつつ徒歩で参詣したと言われています。
禅林街33カ寺で、一度も火災に遭遇しなかったのは珍しく、それも当寺に安置されている「龍負観音の功徳」と言われ、干ばつで困ったときは、「龍負観音」を御開帳すれば慈雨が降ったと言われています。
本堂です。
こちらは「泉光院」です。朱色の山門が良いですね。
そして「海蔵寺」です。当寺の山門も立派です。
(青竹:NO.3709)