高岡関野神社から高岡大仏へ通じる通り(商店街)を「御旅屋通り」と言いますが、その謂れは、此の「高岡御旅屋」です。江戸時代の初期、加賀藩では、藩主の鷹狩、民情視察の際の宿泊所・休憩所(勿論、参勤交代途中も)の為に、藩内7~10ヵ所に、施設(御旅屋」を設けていました。

 

勿論、小藩では、富農屋敷や寺などを借り切って、その用に供していましたが、加賀藩では、専用施設を設けていました。他には、長州藩の三田尻御茶屋(現:英雲荘)や会津藩の滝沢本陣があります。

 

当初の建築は慶長年間から寛永年間にかけて(17世紀初め)。その後焼失し、寛文4年(1664)に再建されています。

加賀藩第3代:前田利常~第5代:前田綱紀の頃は、年に1~2度使用されていましたが、その後、余り使用されなくなり、享保13年(1728)に取り壊され、高岡御旅屋御虫乾所とされました。

 

明治に、民間に払い下げられ、現在は、ホテルニューオータニ高岡の敷地になっています。御旅屋跡地が大手シティホテルとは、良く出来ています。

丁度お昼どき。

 

早速、パスタを戴きました。

美味でした。

 

                                          (青竹:NO.3681)