JR横須賀駅前の「ヴェルニー公園」内にある「ティボディエ邸」です。ティボディエは、フランスのイーゼル県の生まれ、1869年から6年半、横須賀製鉄所の「副首長」でした(ヴェルニーは首長)。

 

皇后お召し船、利根川丸、小蒸気船、函館丸、鉄製小汽船、軍艦清輝、迅鯨、天城などの建造に関わりました。それらの功績から、勲三等旭日中授章を授与されました。

 

ヴェルニー記念館に加え、副首長のティボディエ邸(官舎)も保存したところに、2人に対する横須賀の感謝の深さが分かります。

 

明治2年頃に建設されたティボディエ邸(官舎)は、老朽化のため平成15年に解体されましたが、本州最古級の西洋館でした。このミュージアムでは、その小屋組みを移設した実物展示のほか、日本近代化の礎となった横須賀製鉄所の歩みなどを展示しています。

 

 

 

「横須賀製鉄所の歩み」が展示されています。

 

当時の横須賀港です。

 

 

 

かつての「ティボディエ邸」の模様が展示されています。

 

明治初期の頃の、日本近代化にかける意気込みが伝わって来そうです。

 

 

 

                                                                                            (青竹:NO.3135)