京都・蹴上に行ったときは(桜の名所であるインクラインに近いため、春が多いのですが)、蹴上の都ホテルの庭園を鑑賞します。此処、白金台のシェラトン都ホテル東京の庭園ですが、(蹴上ほどではないにせよ)、旧藤山雷太邸だけあって、約1800坪の広さの庭園に公孫樹やカエデの大木が生い茂り、藤山家が収集した異国情緒漂う石仏や仏塔などのコレクションも魅力的で、自然との妙を味わうことが出来ます。
撮影日は12月4日ですが、丁度、紅葉の絶頂時期でした。
藤山雷太は、明治~昭和初期の実業家です。三井銀行入行後、芝浦製作所支配人、王子製紙専務などを歴任、大日本製糖の経営破綻に際し、社長に就任し、経営再建に尽力しました。晩年には、東京商工会議所会頭、貴族院議員を歴任しています。
泰山木の大木です。
閑静な時間が流れます。
おやおや、石舞台のような。
仏塔が散在しています。
庭園の最奥。富士山信仰による「富士塚」がありました。
文殊菩薩さまですが、お顔が、どこかエキゾチックな。
(青竹:NO.2852)