此の辺りまで来ると、東京都区内も北の外れとの印象です。実に清々しいお寺が「志村延命寺(真言宗豊山派)」。正式には「見次山松壽院延命寺」と言います。見次権兵衛が自宅を寺として創建しました。「いぼとりの蛸薬師」としても信仰されています。

 

 

 

 

大永4年(1524)志村城が落城し、庭先で我が子が討たれる姿を見て、見次権兵衛は、「戦国の無情」を実感し、居宅を寺としました。「志村城」は、志村氏により築かれ、その後、千葉常胤が入城していたとも言われていますが、大永4年に北条氏により攻められ落城しました。

 

「志村延命寺」から程近い(西北の)「熊野神社」に「史跡:志村城跡」の碑があります。

 

 

 

 

 

優雅な山門です。

 

「志村延命寺」は、江戸時代には「熊野神社(志村城跡)の別当寺」を務め、「(鷹狩り途中の)将軍家御膳所」でもありました。

明治21年には、「志村区役所」も設置されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本堂です。

 

 

 

 

 

 

 

 

境内も綺麗に整備されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                             (青竹:NO.2726)