鬼の雪隠、鬼の俎の近くに亀石があります。どこかユーモラスな石です。
本来は「所領地の境界」を示す道標であるとの説が有力です。
ただ、面白い言い伝えがあります。
大和盆地が湖だった頃のことです。対岸の當麻と飛鳥側の川原の間で紛争が起こりました。
當麻の主は「蛇」で、川原の主は「鯰」。
川原側が敗れ、川原は、湖の水を當麻に取られてしまい、沢山の亀が死にました。
哀れに思った村人が亀を供養しようと、この亀石を刻んで供養しました。
普段は南西方向を向いている亀石が、西を向いて當麻を睨みつければ、大和盆地は再度泥沼化するとのこと。
可愛らしい表情で、心が和みます。



