「迎賓館・赤坂離宮」は、今春、前庭が公開されましたが、いよいよ「内部も含めた」公開が始まりました。
今回は、8月下旬の10日間で2万人。毎日2千人づつへの公開です。特別公開の機会が余りないのと、東京は人口が多いので、桂離宮を上回る競争倍率だったと推測されます。
入口で、許可証と身分証明書を提示し、飛行機に搭乗するときのような「検査」を受け、入場します。ベルトが金属ですから、探知機は、直ぐ作動します。
パンフレットに沿って「沿革」を、見てみましょう。
かつては、紀州徳川家の中屋敷があった広大な土地の一部に、明治42年(1909。日露戦争が始まって5年後です。この年、伊藤博文がハルビンで暗殺されています。)に東宮御所(東宮とは後の大正天皇のこと。後に赤坂離宮となる。)として建設されました。ただ、明治天皇の「贅沢過ぎる」との一言で、東宮御所としては、使用されませんでした。
構造は、鉄骨補強煉瓦造りで、地上2階、地下1階の耐震、耐火構造です。明治の建築家・片山東熊の総指揮の下に、当時の第一級の建築家、美術工芸家が、総力を挙げて建築しました。日本に於ける唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築と言われています。
昭和43年から5年余をかけた大改修で、現在の迎賓館が完成し、世界各国の国王、大統領、首相などの国賓、公賓が宿泊され、歓迎行事が開催されています。
平成18年からも3年間をかけて大改修工事が施工されました。現在は、迎賓館本館、正門、主庭噴水池等が国宝に指定されています。
では、内部へ入りましょう。








