「ぴよこ~。◎◎(タイトル)のアニメって、もってる?」
と、始まるのは友人の頼まれ事。
今回はそのタイトルは関係無いので。
「動画配信サイトで買ったダウンロード版「なら」もってるよ」
「おー、貸して。観せて。見たいの、それ」
「・・・いやじゃ」
「コピーでいいから。送れる?」
・・・ナニをほざいてんだ、こいつ?
いまさらそれが「無理」な事くらい、わかるだろうに。
┐( ̄ー ̄)┌
「送っても良いけど、間違いなく観れないよ。私のアカウントが無いと」
そう、ダウンロードファイルでも、購入したサイトのアカウント認証が必要です。
サイト毎の仕様にもなるとおもいますが、同一機種(パソコン/スマホ/タブレット)の保存したフォルダを変えるだけでも、再認証を求めるプロテクトが施されているモノもあります。
楽曲データとはちょいと事情が異なる仕様があるってことですね。まあ、似たようなものでしょうが。
「ファイルを送るのはいいけど、私のアカウントは教えてやらんよ?」
当たり前であるw
プロテクトの仕様として、専用のプレイヤーを使用する。サイトにログインするなどの手段もあります。
コレにより、小賢しいのはきっちり複製防止を施しつつ、ファイル形式はMP4なのに拡張子を変えることで仕様の識別をするモノもあります。
つまり、そのサイトが配信しているファイルとして[.MP4]なのに、わざと[.OGMD]などと変更して擬装する。
MP4拡張子によってファイル種別として動画と言ったリストアップに引っかからないようにしている。
ここらへんのワンチャン、MP4に変える事でファイルの保存位置を確認出来たりしますが、認証のための専用プレイヤーが認識する形式と変わるので購入したファイルとしてリストアップされなくなったり、と。
最近の世代ではパソコンなどの扱い事情の変化によって「ナニイッテンダ コイツ?」が増えている一方で、スマホ世代以前のパソコン世代にとってはふつーに判ると思う、ファイルの移動・コピーがすんげぇ簡単になった現在に比べれば、ファイラーを使った扱いをする世代とでも言いましょうか。そんなどうでもいい部分w
現在では、意外にこれだけでも〔複製防止〕として役に立つのではなかろうかなんて思ったりもする方法。
o(__)ノ彡_☆バンバン!!
「ぴよこって、DVDとかコピー出来るじゃん。それみたいに観れるようにできないの?」
・・・さらっとなんて事を言ってくれるのでしょう、このすっとこどっこいめっ。
「今は出来ん」
ウソ。というのは一応、白状しておくw
ぶっちゃけ、地デジ放送のダビング10やそこからコピーされた子になるファイルを含めたCPRMだって回避できます、はい。
だから、言っておく。
『出来る』事と『やっている』事は違いますからねw
というわけで、へりくつ魔王はその説明に言葉マジックを使う。
「技術の進歩はめまぐるしいのですよ。だから「出来ん」」
というか、目的がない。
タマーに見たくなるタイトルとかは確かにありますが、購入サイトでのストリーミングを複製する意味が無いので、複製する目的にならない。
つまり、サイトが配信を維持してくれている間はバックアップの目的がないのです。
ただし、ええ、購入プランなどによって『視聴期間』が6日とか1ヶ月とか1年とか制約がありますが、6日制限のタイトルを10日目に見たいとかある?
判りやすければ、視聴期限は「レンタル」DVDと同じような感じなので。
また見たい時にお店に足を運ぶ必要の手間がなくなっている、と考えれば、マイリストにそれが残っていればいいのですよ。
それこそ使用目的のバックアップで『自分のストレージ(HDDやクラウド領域や保存媒体)』を圧迫させる意味はない。いわゆるクラッシュで消えれば終わりであると。
あくまでも、私の感覚なので。
そして、言葉マジックはここらへんのめんどくせぇ説明も一括して拒絶できている魔王たる由縁w
そう、「出来ない」以上に、著作権を犯しちゃダメだろうとか、使う側の事情なんて、めんどくせぇだけなのですw
意外にまだ勘違いしている人がいる事をどうしたもんかと思ったりもする。
けど、その説明はめんどくせぇのだw
[私的使用の複製]が認められるのは《複製防止技術が施されていない》物に限ります。
自分で観るため、オリジナルはあくまでも保存用というバックアップの目的が逆転している事情であっても、複製防止技術が施されている媒体の複製(コピー)はアウトです。
これが[複製防止技術が施されている物]に対する『改定』であって[私的利用についての変化]に気がついていない人がタマにいる。
つまり。
私的利用だろうと[目的]ではなく[モノ]を見て、複製(コピー)したいものに複製防止(プロテクト)が施されているモノをコピーしたらアウトになります。
これが現在の著作権法。
[プロテクトを解除・回避しての複製は禁止]されている。
例えば、コピーをすると[複製]のスタンプが印刷されるような書面を、スタンプが印刷されないようにコピーする。これが複製防止技術の《回避》。
原本の透(す)かしでコピーに文字として[複製]が印刷される、透かし自体を消してしまうやり方が《解除》になる。
私的使用でどうやってバレるんだという議論はおいといて、厳密にはダメなんです。
だから。
「ダウンロードファイルにプロテクトがあるから『出来ない』んですぅ~w」
やっちゃダメと『言う』より簡単でw
かつて出来たという知識にたいして、当時よりも強固になっている技術進歩として、今は出来ないと、ついでも忘れないw
ぶっちゃけ、ファイル容量にもよりますけどDVD/Blu-rayを複製するより『渡す』ことが容易になっているインターネット技術。
DVD/Blu-rayの金額に比べたら断然安いその金額をケチらせることを嫌がる人も増えて。
気がついたら、その当時よりもはるかに著作権物の複製に世間は大人しくなっている。
一定の防止策は必要だけど、その技術料を上乗せした販売額を高くするより効果的だって、前から言ってた事が、いつのまにやらカタチになっている笑い話。
そんな覚え書き。
ちなみに、著作権法については詳細まで残すとめんどくせぇので漠然とした解釈に留めてますw