というわけで(謎)
いや、《グリッドマン ユニバース》をきっかけに、休日に一気視聴観した作品です。
ふむ。ほうほう、なるほど。
原作:グリッドマン
・・・え?w
いや、いわゆるSSSSカテゴリで同系列ってのは解るんですけど、SSSSシリーズとかではなく、あくまでもグリッドマンが原作なんですね。ちとワラタw
《グリッドマン ユニバース》はあくまでも『ツツジ台』を舞台にしたグリッドマンメインのストーリーにダイナゼノンが入り、この時にはまだ《SSSS.DYNAZENON》を観ていない状態だったので、つまり、「誰が主人公?」も気にならなかった人物関係が、《SSSS.DYNAZENON》を観ると・・・
どっちだこれ?(´・ω・`)
存在感、そして『フジヨキ台』にやって来た(?)状況的に、ガウマが主人公かなと思いきや、その存在感はストーリーを引っ張っていく立ち位置ゆえか?
そもそも『フジヨキ台』にいる存在であり、たぶん、ダイナゼノンのコア的な[ダイナソルジャー]の担当になる麻中 蓬、こっちが主人公か?
あるぇ?どう観るんだ、コレ。
そう、いきなり疑問点の多いストーリーの開始からその展開に、その疑問点を考えているウチにイロイロと見失うw
ガウマもこの記事では「やってきた(?)」と書いているけど、異界転移的な存在ではなく、むしろ(仮面ライダーアギト)のような存在だw
とまあ、主人公を皮切りにして、これらはダイナゼノンのパイロット達一人一人にそれぞれのストーリーを持っているから「ストーリーの中心」を見失う原因でもありながら、それら個性と事情がきっちり立ってもいる。
要は、主人公はダレダ?なんて考えるから難しくなるのであって、登場人物一人一人を見ていけばいいだけのことで、コレに気がつくとダイナゼノンという主軸になっているストーリーだけではなくなるお得感(マテw)
そう言った構成の中で、あくまでも私個人の感性での雰囲気です。
その意味での[声優の本気]って奴を見た気がする。
最近のリアルタイム的には《推しの子》でしょうか。中の人が、別の人物になりすましたときに声色をそのキャラクターに合わせた技術。
モノマネ的に言えばそれだけの事なのですけど、ソレとは違う意味での本気。
SSSS感と言いましょうか。私の場合、《SSSS.GRIDMAN》を先に観ているので、この順になるのですが、その世界観を崩していないすごさ。
《SSSS.DYNAZENON》という作品の別世界なのだから世界の雰囲気なんて《SSSS.GRIDMAN》に合わせる必要なんて無い。その上で、どこか《SSSS.GRIDMAN》の雰囲気を感じさせる声優さんの演技がすばらしい。つまり、《SSSS.GRIDMAN》でも《SSSS.DYNAZENON》でも同じような雰囲気に感じられる。
中の人は全く別の人なのに、あるぇ?と似た声と戸惑う事もありますが、そこじゃない。
世界観がグリッドマンとして観てもあんまり違和感のなくなるあの感覚は、ストーリーが全く違うからこそ、コレはすごい事だと感心できる部分。
グリッドマンという大きな世界観のひとつだと感じさせるところが無機質な絵ではない、演技にあるからびっくりする。
そんな世界にグリッドナイトが登場して、ああ、やっぱ繋がってんだ。
しかし、出てくるアンチ君が「ダレ?」と言えるほど変わっているので、《SSSS.GRIDMAN》のアンチ君を知らなくても、《SSSS.DYNAZENON》としてだけでも観れてしまう小技も効いているw
いや、《SSSS.GRIDMAN》を知らない事で、ナイトと名乗るコイツがグリッドマン本人?となるかもしれません。しかも、しれっと『グリッドナイト同盟』とか言っちゃってるし、《SSSS.DYNAZENON》から入ると、『グリッドマン同盟』の方が後になるため、ユーザー同士の語りに勘違い争いが起こる可能性がw
まぁ、そう言った意味でアンチ・・・じゃなくてナイト君と一緒に居る「二代目」って、どの二代目?にもなりますが、これもおそらくとある怪獣二代目と言えば、《SSSS.GRIDMAN》側からは通じるでしょう。《SSSS.DYNAZENON》では臭わせもないので明言できませんが。
これまた単純な平和維持バトルだけではなく、それぞれの人間事情が非常に面白い。
それは敵側も同じで、おそらく友情とか対人の絆といったテーマよりも個人のストーリーに比重を置いた上で周囲の人に及ぼす影響としてチームワークになったり団体行動に繋がっていく感じ。これが、観ていてややこしいけれども、面白い。
観る人がダレに焦点を当てるかで、焦点を当てたキャラが主人公になる構図が面白い。それは敵のキャラでもそうなるのは、敵対する相手を完全拒絶するのではなく、近しいところでいろいろ模索する様子もあるから。
世界観とストーリーは1回観れば把握出来る。
しかし、作品を知るには個々の事情と経緯を把握しなければ語るに浅くなる作品。
たからこそ、テーマはこっちなんだと・・・念押しの「私の感想」です。
いやー、これ、一気視聴でもそれなりの見応えのあった作品で。
もう少し深掘りして行くには、一気視聴じゃダメだw
世界で言えば『ツツジ台』との直接的な繋がりがないとされる公式発表に、ひょっとしたら《SSSS.DYNAZENON》に出てくるアンチ君は、あくまでもナイトであって・・・ああ、いや、でも《グリッドマン ユニバース》で新条アカネとの会話でなんとなく繋がっちゃってるしなー・・・グリッドマンがエージェントとして、アンチ君もその役にいるなら、戻った「あそこ」の世界は本拠地的な場所のワケで。ただ、そこもウルトラマンの光の国と言ったような明確な拠点としての描写はなく、グリッドマンではなくグリッドナイトが派遣された・・・あれ?そもそも、使命的に任務とか関係無く来てんのか、コレ?とか。
いろいろ想像の余地もてんこ盛りな内容なら一気視聴ではなく、じっくり見返すのもアリかな、なんて思える一品。
オマケ
《グリッドマン ユニバース》で気になったダイナゼノンの「なんとかビーム」って。
《SSSS.DYNAZENON》でも「なんとかビーム」なのね。
やっぱ観なきゃわからんわw