まずは。

《SSSS.DAYNAZENON》に関して、私はほぼノーチェックのため、感想はグリッドマン寄りになります。

とりあえず、こんな感じでも、一応、作品は確認しておくかという内容にはなっているので、見応えはあります。

 

通した全体の感想としては、いやー、ユニバースをスパロボに組み込もうとすると、いろいろ難しいんじゃね?w

そのくらい、設定がてんこ盛りです。

いわゆる二作合同作品として、言葉通りに二作がかみ合っているから。

そう、《SSSS.DAYNAZENON》と《SSSS.GRIDMAN》両方が参戦する必要がある。

ワンチャン、《SSSS.DAYNAZENON》はスペシャル・シナリオでグリッドマンのストーリーをユニバースに昇華させるか。

とにかく、ダイナゼノンとも合体パターンがあり、さらにグリッドナイトはキャリバーさん以外との合体、そしてダイナゼノン側との・・・と、とにかくパワーアップしていく上での話数が必要になるw

 

と言うことで、それ以外にも、《SSSS.GRIDMAN》を知っているとより楽しくなる。

つまり、逆に知らないと特にアレクシスなんとか(マテw)の存在が本気で解りません。

コスプレお父さんで出てきた時点で、「はぁ?」。

しかし、このネタ自体は《SSSS.GRIDMAN》のコスプレお父さんを思い出させたりと、ところどころに《SSSS.GRIDMAN》時代を思い出させる「仕込み」があるので、楽しくなるってのはこういう部分。

 

基本的には時系列的に前作を知らなくてもユニバースだけでもツボれるので、前作を知っている前提が必須にはなっていません。

ただまあ、響裕太が『記憶のない2ヶ月』という事情がどういうことか。

ユニバースだけなら、注意深く見ていないと解らないかもしれません。

 

そう、ユニバースはグリッドマンである響裕太ではなく、響裕太本人のストーリーとして展開します。

《SSSS.GRIDMAN》時代との違いを表現する上で大事な部分になっているので、意外に流し見ができるシーンはありません。

だから引きこまれる。そして、違いに気がつくと面白くなる。

まあ、解りやすい部分として、グリッドマンのイラスト描きね。記憶の描写から始まって、それはクライマックスに繋がる「種まき」になっているので、こういった細かい部分に気がつき始めると、意外に引きこまれていきます。

 

興味深いのは、やはりアレクシスなんとかさんと新条アカネの存在。

これまた《SSSS.GRIDMAN》を知らないと、特に新条アカネは「ここから出てきた」理由が解らないかもしれません。

アレクシスなんとかさんがお父さんコスプレで出てきた時点で、アカネにもまだ接点はあるだろうと想像が出来ますが、これも《SSSS.GRIDMAN》からの繋がりになりますので。

そう言った意味で。

お前も出るのかwのアレクシスなんとかさん。

結果的に世界を救う側として出てくるのですが、そんな立ち位置になった理由は明確ながら、封印から解放されたタイミングは、おそらく《SSSS.GRIDMAN》を知らないと『封印?ナニソレ?』状態で、解放されたシーンの意味が解らない。

解放される前にコスプレお父さんが出てきてしまっているから、ストーリーの流れ的にちょっとややこしい印象の場面になってしまうと思います。

 

とりあえず、グリッドマンとして書くと変身のイメージは方向性も予想できる上で、しかし、ネタとしての表現に、新条アカネの変身シーンは「やりやがったw」となる。

名前だけは早い段階で出てくるので、これは《SSSS.GRIDMAN》の新条アカネを知っていても意表を突かれますw

そういった部分を含めて、新条アカネが「戻った」世界が、実写で表現されているのは、世界の違いと見ると興味深くなるし、知らなくても映像としておもしろい。

おかげで実写のアカネ。「ダレコイツ?」になったりもするのですがw

 

そして、グリッドマンである響裕太ではなく、響裕太本人としての宝多六花との恋愛に結果が出たのも、ある意味に《SSSS.GRIDMAN》では出来なかった事。

 

全体的にユニバースはユニハーズとして確立していて、非常に面白いと感じる仕上がりになってます。

(追記)

《SSSS.GRIDMAN》も《SSSS.DAYNAZENON》もまだ未視聴でも、ユニバース内での当時の説明が丁寧(詳細度とは違うw)なので、セリフに気を付けていればそれらとの関連も想像出来るので、ストーリーが壊れることもありません。

マルチバースなんだから、そこには当然アカネの世界だって、ねぇwとメタ読み好きが気がつきそうなことも失念するくらいにはおもしろいですw