母上が介護施設に入っている事で、母上のお金管理が私に委任されている。

その上で。

 

「お母さんの小遣いを借りていい?」

と、もう一人、関係者がいるわけですよ。

これが、じつは生活保護を受けてこれまた支援施設に入っている身内ってやつで、ある程度の行動の自由はあるので、母上の面会とかも私よりも頻繁に会いに行っている。

 

母上のお小遣いってのは、まぁ施設生活で使う、完全にお小遣い。

施設に掛かる食費とか光熱費は施設の利用料金に含まれているので。

厄介なのは、ヤツが生活保護中に職業支援とかを受けている立場なので、ヤツのポケットマネーから母上の小遣いを捻出するのは難しいという事は理解出来る。

その上で。

 

「ちょっとまて。もぅ無いの?」

「うん」

うんじゃねぇよ。

(==;

「毎月、そんなにナニを買ってるのか教えてクレ」

「え?」

「あのな、母上の小遣いが毎月2万って、絶対におかしいんだよ」

ちなみに、月2回1万円のペースで持っていく。

「カイロとか小物だから・・・」

夏でもクーラーが苦手で、かといって共同施設での温度調整に温感カイロを手放せないらしい。それは母上から聞いていて、夏場の購入にどえらい苦労しているw

なので。

「小物を買っていることは知ってる。だけどね、施設に預けている『小遣い』も、ちゃんと領収書を預かってんだわ」

まじですw

施設利用料の領収書と一緒に、お新香を買ったとか、オヤツの歌舞伎揚げを買ってるとか、レシートも添付されている。

「つまり、母上にかかっているお金で、《唯一》使ったモノが判らないのが、キミに預けるお小遣い。それが毎月2万って、《何を買ってんだ》ってなるんだよ」

「・・・・・・」

おそらく、ここらへんの詳細を理解していない。

 

「ちなみに、コレが毎月の『施設費用(お小遣い支出込み)』と『訪問医療費』。病院の先生が施設にやって来て診察してくれるってやつですね。で、こっちが『母上に処方されているお薬の名前と金額』。同じく出張サービスでやってる『散髪』とか《キミに預けたお小遣い以外》は、全部報告を受けてます、はい」

さぁ、ひとつだけ。

「施設にお小遣いを預けていることは知ってるよね?「こっち」を使えっていってるんだから。つまり、母上のお小遣いが月2万円《以上》になってるの。ちょっとね、看過できる金額じゃねぇんだわ」

もちろん、季節の変わり目に洋服の衣替えとか、施設で対応しきれないお小遣いの使い所もある。

 

「さらにちなみに、母上に掛かっているお金、ぜんぶ《母上の年金》で賄っているから、私とかカレのお金は使って無いの。その上で、お小遣いでもバンバン使ってると足りねぇんだわ。つまり、今月はもう預ける余裕はありません。なので、施設に預けている残りの小遣いで凌いでくれ。施設にはまだ3万円ほど残ってるだろ」

本来は、施設のお小遣いが少なくなった時点で補充しているのですが、私自身、母上に会いに行く都合に間が空いてしまうようなときは大目に預けて、毎月の報告から差っ引けば残金が解る。

 

「私の解釈で言う、キミが「母上のお小遣いを『借りて良い?』ってのは、つまり、母上のお金をお金を貸している。それを母上に使っているのだから、私は『そろそろ返せ』なんて言ったことないし、《母上にも聞いている》んだぜ。「ヤツにお小遣いは月2万位預けてるぜ。ほしいもんはヤツに言った方が早い♪」とね」

ちなみに、確かに小遣いの用途に、ヤツにお願いしているモノは細々とあるようで、しかし、2万円と聞いてびっくりしていたw

「『それは使いすぎてるな、ちょっと控えるよ、お前もお金が厳しいだろうし』と、言っていたんで、母上がちゃんと考えてくれているなら、月2万円のお小遣いの支出は減ってるはずなんだ。しかーし、その内訳が私にはさっぱりワカラン状態なので、何に使っているのか教えてクレってことよ。実際、施設に預けているお小遣いの使い道は・・・ほら、「ココ」を境にがくんと減ってるでしょ、ね、こーゆー根拠がほしいのよ、キミに預けたお小遣いにも。しかも月2万も何に使ってるのかってなるら理由も判るだろ、解るよね?ということで、何に使ってんの?」

レシートも存外侮れないw

 

「もう一回言うぞ。母上に掛かっているお金は母上の年金で全部賄えている。だから、お前、『自分の税金も私に払わせてるのか?』って言われたろ(笑)しかもお前、これは生活保護の受給にバレちゃいけない事をやって、自立する気ある?って言われても文句言えないことをしてるんだろ」

そう、大前提は、「金銭面」の支援出来る人も調査対象になっています。

そして。

「私、金銭面についてはキミの支援は出来ないと市の答弁書に書いてるんだぜ。つまり、本来、キミの税金なんか払う義務はない。さて、このキミの税金は、《誰》のお金か知ってる?母上は母上の、つまり自分のお金を使ってる。キミは?ねぇ、キミからこのお金を預かってないよ、私」

 

口論になって私が攻勢に出るときは、それなりの反撃できる条件が揃っているから。

つまり、それ以前の大人しい時が一番油断せずにスキを見せられない性格というのは、友人でも知っている私の性格だw

しかも、ここに魔王とあだ名されるへ理屈を駆使し始めると、大抵は言い負かす事ができるw

それを知らない身内でもなかろうに(ニヤリ)

 

「と、いうわけで、今後はレシート持ってこい。それで残金が足りない事を確認したら《補充》するから。あ、ここらへんのお金の管理方針は母上も納得してるから、金が足りないって説明して無駄遣いさせなくていいから、うん。ついでに教えておくと、しばらく会いに行かないと、母上から会いに来いって電話が掛かってくるから、母上と話す機会もあるから、話のつじつまは合うはずだよw」

つまり。

「お小遣いにいくら渡してるっていえば、自分で使いすぎてるなって思う以外に、そんなに掛かっている実感が無いってことになるから、キミの小遣いに回ってないか?って疑問になってるから、気を付けなよ。あくまでも母上が自分の年金をキミの小遣いに回してもいいって思っているなら私は文句言わねぇから、母上から貰うお小遣いとして上限を決めてくれ。月2万は本気でギリギリにキツイんだわ。ぶっちゃけ、これでどうやって貯金に回してたんだって思うくらいギリギリの支出になってるから、キミに買ってきてって頼むモノも一回母上と話し合ってくれ。内訳が解らないから私はこれ以上は言えないんで、ヨロシコ」

 

言葉だけなら徹底的に追いつめることが出来るへ理屈魔王である(マテw)

まぁ、私自身の生活が苦しいワケではないのだけど。

気掛かりなのはヤツの自立に対する気構えで。

甘えに支援を求められてもムカツクだけという話♪