統合失調症の家族を《強引》に入院させる時。

 

まあ、経緯については、大幅にハショらせていただきます。

必要な情報としては、病院に連れて行く、これ自体を本人が頑なに嫌がる。

もうね、説得とかのレベルではない。

一緒について行くと言っても説得にならない。

それこそ、強引に引きずってでも連れて行こうとすると暴れる。

 

いやー、困ったね、コレ。

一番厄介なのは、本人がとにかく病院などにかかりたくない。

訪問診療に来て貰っても、先生を門前払いをしてしまうから。

ならばよし、こちらも最後の手段を使います。

 

さて、この行動に移すきっかけが判らずに迷う時。

いわゆる介護センターなどを頼ることが出来ます。

とりあえず症状を伝えて、病院に連れて行きたい。これだけでもオッケーです。まじで。

 

そう、病名が出ていないから、まずはこれを確定したいんだけど、どーにもならん。

これで、地域の介護センターの人が、「病院を探す」事からやってくれます。

私の不足している知識を埋めてくれるという助力でと思う事が出来れば、診察の予約、家族の同行等々の条件を考慮してくれます。

当然、その行動に対する「同意」の意思は確実に確認されるので、覚悟は決めましょう。

ありがたや、ありがたや。

 

さて、経緯をハショった中に大事なのは、もうね入院までを考慮してしまうか、まずは病気を確定する診察で終わらせるか。

これによって、つまり、診察を受ける病院の選定が変わってきたりもしますので。

 

この病院の選定について、これまた「紹介状」が必要な病院も、介護センターの人が用意してくれます。

介護センターの人が、その職務に関して、当然、顔は広いので、関係する病院への信用度もあったりするとかなんとか。

 

《強引》に連れ出す算段。状況に寄り決行直前まで本人にバレないようにね。などの注意もありますが。

ドラマやアニメでしょうかね。ドキュメンタリーでもいいです。

いわゆる「引きこもり」を改善するために無理矢理施設などへの移送に、当人を引きずり出す人達。

 

アレが来ますw

当然(?)最初は当人を説得します。

 

本題はここからです。

本人が頑なに行きたがらないから、無理矢理連れて行くわけですが、救急車ではなく、強引に連れて行く人たちの車を使うわけです。

家の中から引っ張り出される抵抗に対して、嫌がっている本人に対して、気付いてあげたいこと。

 

《味方がいない》のです。

 

当然、同意しているからこそ、強引な態度もやむなしになるわけですが。

つまり、私は当人を説得はできても、かばってあげる事は出来ない。

ここで。

そう、強引に連れて行こうとしている人達にとってのハプニングともなりますが、『嫌がってんだからやめろや』という抵抗を示す《仲間》に、私はなれないから。

兄妹なり別の家族なりでもいいです。

最終的に同意を優先して連れて行くのですが、ここのやりとりは連れて行く人達にとっては厄介なやりとりになります。

 

しかし。

コレが、当人にとっては、後からでも救いになります。

少なくとも、一方的に連れて行かれ、当事者(私)にも裏切られたという気持ちを抱けば。

 

常人でもやさぐれます。

 

しかし、助けてくれる、心配する人がいる。

言葉だけではなく、このような状況でコレを行う人がいる事は、説明の必要なく味方の存在をちゃんと理解します。

 

これ、意外に大事。

入院となり私が面会に行っても、当然、当人にとっての敵という認識に、会ってくれない。ところが、かばってくれた味方が行ったらどうでしょうか。

 

360度敵しかいない状況よりも、はるかに穏やかになる。

入院の治療に相まって、この《精神状態》が入院期間の長さを本当に左右する。そんな症状にもなる。

 

・・・早かったねー。

当初は3ヶ月の予定。それが、1ヶ月で帰ってきた。

この1ヶ月も、実は当人の希望です。

入院中は一緒に入院している人達とのコミニュケーションも良好、しかし、それでも、顔を見知った「ご近所さんと同じように接することは、多分無理」という。

自己申告まで出来るほどに自分を見つめる事が出来る。

いや、一回目で拒まれたって、見舞いには行っていた私という存在に「ご近所さんにはどうだろう」という判断が出来る・・・はい、そこまで変われます。

 

ただし。

まあ、お気づきだろう、一緒に入院している人とコミュニケーションが取れるそれは、当然、医者の判断もあって「隔離されるほどの症状じゃないよ」という程度でのハナシです。

 

家族でお手上げ状態になっても、それが芝居であっても、「味方になってあげる」存在は確保していた方が、今回の効果に影響したかはしらんケド。

まあ、頭のスミっこに入れておくといいかも、という憶え書き。