前置きはどうでもよい。
まずは参考に載せておきたい、Windows11の動作条件。
ある意味、結構、厳しいです。
多分、Windows7の殆どはソフトウエアの要項を満たしていると思います。
問題なのが、ハードウエアの要件です。
WindowsXPからひたすらWindowsを載せ替えてきたようなパソコンは、結構、注意です。
というわけで、一番理解に苦しむだろう部分の前に。
まず、CPU。64bitプロセッサ。
32bitCPUでは、インストール出来ません。
インストールしようとしたときの初期チェックで弾かれてしまうので、インストールできませんw
CPUの確認は、設定画面の「システム情報(詳細)」を見れば判ります。
「x64プロセッサ」と書いてあればそれが64bitCPUです。
どんな画面かは、ちょっと端折らせていただきます。
そして。
一番解らないところは、おそらく、TPMのバージョン要項。
聞き慣れない部分で、現状のWindows11の互換チェックソフトを使って、多くのPCが、ただ、「Windows11をインストール出来ない」もしくは「要項を満たしていない」と表示されるだけなので、「何がダメなのか」を探しにくい。
しかし、原因の殆どがコレです。いや、多分、間違いない。
さて、これが何なのか、と言うと。
デバイス上で様々なセキュリティ機能を提供するためのモジュールだ
・・・???
はぁ?
ちくしょう、なんで判らないから探して調べた結果が、専門的な用語を使って、それを理解している人向けの説明なんだよ!
わかるか、ぼけなす!
ということで、アドバイスを求めるw
「まず、《デバイス》ってのは《機器》のことね。DVD/Blu-rayドライブとか、USBフラッシュメモリとか、《物理的な機械》だとおもってくんねい。ここまでおっけー?」
「つまり、《TPM》っていうモノが必要なの。「デバイス上でセキュリティ機能を提供」てのは、そのまんま、『TPMっていう機器(デバイス)でセキュリティを強化する』ってこと」
なるほど。判ったようなわからないようなw
「・・・DVDを観たいなら、DVDドライブを用意しろって、そーゆーことだ」
「つまり、パソコンに《TPM》ってのが実装されていなければ、そもそも話にならない機能だから、Windowsのドライバー更新とか、更新アップデートでは『対応出来ない』」
補足的に言うと、現状ではいわゆる企業パソコンのセキュリティとして実装するもの。
だから。一般向けのパソコンでは実装されていないモノが多い。
ただし、現状なので、今後のWindows11搭載パソコンは、これが標準装備されます。
そうは言っても、救済措置があります。
つまり、企業があくまでも予算の都合でTPMを考慮しないパソコンを導入するなどの理由で、《fTPM》という機能を実装しているパソコンがあります。
ファームウエアTPMというらしいソレは、BIOSの中に、ひっそりと眠っている。
そう、そもそもの目的が、一般ユーザーに向けた機能では無いため・・・
《fTPMはデフォルトでoffになっている》ものが多いw
つまり、まずはfTPMを実装しているかの確認をして、設定をonに出来れば、パソコンを買い換えずにTPM問題は解決できる・・・可能性がある。
これは、あくまでも可能性として捉えて下さい。
Windows11で求めるTPMバージョンは2.0なので、もともと実装されているfTPMのバージョンは1.2とか1.6の可能性が高いw
では、これらの確認方法。
まず、TPMがデバイス機器であるため、Windows上からは《デバイスマネージャー》で確認出来ます。
画面呼び出しの詳細は省略させていただき、ここの[セキュリティデバイス]という項目があれば、TPMが稼働しています。
ちょっと言葉の表現に区別を付ける書き方が必要なので。
まず、[セキュリティデバイス]という項目なんてありませんが?という場合。
TPMが認識されていません。そして、先の記述に、デフォルトでoffでは、使わないものとしてデバイスとして認識されていません。
つまり、稼働していないので、表示されません。
TPMもfTPMも動作のon、off設定はBIOS画面で行う為、これは、理解しているヒトに聞いて下さい。
BIOSの設定は、周辺機器が使えなくなるなどの、根幹部分の設定のため、適当にいじると取り返しが付かなくなります。まじで。
BIOSも最悪、設定はリセットがあるのですが、それすらも判らないと、キケンです。
さて、《デバイスマネージャー》で[セキュリティデバイス]が認識されたら、次。
その下位にある[トラステッド プラットフォーム モジュール 1.2]の項目を確認しましょう。
さあ、勘のいいヒトは判りますね。
T(トラステッド) P(プラットフォーム) M(モジュール)
はい、これです、これなんですよ!w
セキュリティ機能のBitLockerを有効に出来るかを、TPMの確認として紹介している記事もありますが、TPMバージョンを確認するために、あえてこちらの方法を記述しています。
つまりですね。
[トラステッド プラットフォーム モジュール 1.2]
最後の数字がバージョンです。
Windows11をインストールするには、
[トラステッド プラットフォーム モジュール 2.0]
正しくは2.0以上の数字ならオッケーである必要があるのです。
BitLockerは1.6でも使えてしまうので、正しい確認方法にはなりません。
さて、実は厄介なのは、ここからです。
TPMのバージョンが、2.0以下で表示された場合。特にfTPM動作でしょうか。
[ドライバーの更新]では対応しません。
なぜならば、これは「ソフトウエアのバージョン」であって、「ドライバーのバージョン」ではないからです。
WordやExcelのように、ソフトウエアをバージョンアップするという感覚は間違いではありません。実際は、そうなのですから。
ただし、「ハードディスクにインストールして使うソフトではない」ため、言葉の違いが必要になります。
TPMバージョンの更新には、《ファームウエア》を更新します。
TPMがデバイスであり、これがDVDドライブような機器のこと、という話に戻ると、DVDドライブには、「ボクがDVDドライブだよ~」と、パソコンに教えるためのDVDドライブ側にあるソウトウエアがあります。これがファームウエア。
つまり、TPMにあるファームウエアの更新とはそーゆーことです。
そして、このファームウエア。失敗すると、機器側が二度と使えなくなりますw
まじで。「ボクがDVDドライブだよ~」と教える事が出来なくなったのだから、パソコンはそれをDVDドライブとして認識出来なくなる。当たり前の出来事が起こるのです。
どんな機器でも、《ファームウエアの更新》と見たら、本気でパソコンオタク級の知人を頼って下さい。
ちなみに、ファームウエアの更新は、ユーザーの責任に於いて実行するもので、メーカーの責任免除が明記されています。
とりあえず、現状、TPM1.6などで動作しているパソコンは、更新サービスをやってくれるお店がでてくるかなー。
いや、パソコンショップも嫌がる操作なら、それほどキケンを伴うという認識で間違いありません。
ということで、ぶっちゃけ、ここらへんで対応出来ないのであれば、大人しくWindows11実装パコンに買い換えた方が無難w
では、TPMならどうなのよ?
おそらく、始めから固定実装されているマザーボードなら、ファームウエアの更新でしょうね。
ただし、マザーボートの種類によっては。
「で、私のPCはどうなのよ?」
私のデスクトップPCは、そもそもがカレから貰っているお下がり自作PCなのだw
「あ、一応、対応出来るぞ。ただ、そのままじゃ使えない」
はぁ?
「あのな、キミのマザーボードは、TPMっていうソレを、オプションで取り付けるんだわ。わかる?グラボとか、サウンドカードとか、メモリーカードみたいに、モジュール基板をマザーボードにくっつけるタイプなの。ちなみに、TPM2.0モジュールでも行けるから、やったな、おめでとう♪」
だがしかし。
「・・・私のWindows10では認識出来ていないんですけど・・・」
「うん、だって、モジュール付けてないもんw」
「なんだとこのやろう!」
「だって、おま、たけーんだぜ、それ。オプションだっつたろーが」
「いいから付けろ、今すぐ付けろ!」
ぶっちゃけ、私のWindows11要項で引っかかっているのはコレだけです。
DirectX12だとか、その他のドライバー関係は総てクリアできているので、そもそもにハード面の問題。
「定価で24,000円になりますw」
「まぢで?」
「まじ(大笑)他のマザボだと、3,000円とかあるけど、いやー、わかるだろ、キミの使ってるマザーボードのメーカー事情w」
「しらんがな」
そもそも、もらったPCに1円も払っていないw
中古だからって貰ったPCのお値段事情なんか知るかw
「多分なー、Windows11の公式発表で、必須条件なんだから、「今買わないと、値段がつりあがる」ぞーw」
にゃっ!?
どどど、どーすんだよぉw