本編の続き。
25歳、大学1年生の夏。
私は大学の留学制度を利用して、
短期留学に行こうとしていた。
お金はなかったが、
特待生の学費免除額と同等の金額だったので、
お金のない私は母に交渉した。
そうして、
私は3週間の短期留学をすることになった。
大学全体で100人ほどが
一緒に留学することになった。
(グループ分けをして各地域に分かれた。)
気づいたら、
私は学生100人の代表となっていた。
立候補はしていない。
私は目立つことが怖かったので、
代表になることが嫌だった。
だが、留学直前の集まりの日、
代表挨拶をすることになった。
宣誓文を書き、大きなホールで
大勢の前で宣誓をした。
一方、学歴をバカにした彼氏とは
その時まで付き合っていたが、
些細なことで喧嘩して別れた。
もう私には十分だった。
学歴は順調にいけば大卒になるだろうし、
大学生活は充実していた。
留学に行く直前なら、
多少未練が出てきても、帰国する頃には
諦めがついているだろうと考え、
この機会に別れることにした。
こうして、私は3週間の短期留学に出発した。