そんな気持ちで片付けに向かった
玄関には未使用品の箱
外壁に並べていく
昨日とは違い【Take Free】英語表記もつけてみる(笑)
昨日は着物タンスの引き戸も少し荒らしてみた
便箋や古い葉書なども入れたというより 突っ込まれてる
あちこち折れたりクシャクシャ
葉書の郵便料金が時代を感じさせるなぁ
人形など入ってた棚には壊れた兄の玩具
単に忘れ去られた感じの放置だろな
感慨とかはないだろね
甘い死臭もお盆を過ぎた頃から少しずつマシになってきた気がする
私の夏風邪で鼻が死んでなければ(笑)
雨が降ると また、ぶり返すのかな…
気晴らしに 今年の２月に献血の粗品で貰ったチュッパチャップスを持ち込み、口にくわえながら作業し始めた
３本貰ったんだよね～🎵
この家で物を食べられるようになったなんて…私ったら逞しくなったもんだ
血糖値が下がらなければイライラも少しは解消されるかも！
そう、昨日の着物タンスの引き戸だった
突っ込まれた便箋や封筒に紛れて写真なんかも追加で出てきた
でもこれは毛色が違う…
父と結婚して子供が３人産まれた頃のもの
両親が二人笑顔で写ってる写真なんて初めて見た…
子供のお宮参りかな、兄妹３人の写真すら珍しい
まだ別居前？…
HAHAの婚礼家具は父の家の二階一部屋に納められ二人で寝泊まりしてたらしい
あの小さな部屋にタンス４つ…凄ぇ
HAHAと祖母はうまく同居出来ず、祖母の腕を負傷させたりしたことが深刻化し、別居の理由に…
祖母の命に関わると、一旦HAHAを実家に預け 父はHAHAの家財道具を借家の１つに黙って運び込んだらしい
兄と乳飲み子の私はHAHAが育て、長女は祖母が育てることになった
(その後、兄がHAHAの元を逃げ出し祖母が育てた
私も小学校に通う頃からHAHAが勝手に夕方から深夜のパートに出だし、祖母の家でご飯やお風呂に毎日通うようになる)
確かに乳飲み子がいれば大変、色んな配慮や話し合いがあったのかどうかは知らないが祖母もHAHAもお互いの立場で悩んだとは思う…
余談だが私が産まれる１年前にHAHAは男子を死産したそうだ
その事でも、色々あったのかも
その子が元気に産まれてたら私 存在してなかったろうなぁ
その方が良かったのかもね…
みつけた写真には笑顔の両親と３人の子供達…
この時点の真相はどうあれ 幸せそうに写る家族に起こった現実を思い浮かべると…辛いねぇ
お互いの剥き出しの本音や葛藤で壊れていったんだろうな
やるせないっす
写真を 持ち帰り袋へ
他には土井勝先生の料理教室テキストや和裁のノート、一応 花嫁修行もしてたのか
便箋を捲ってみると…HAHAの恋文の下書きが出てきた
キタガワクン
結婚前か？
でも婚礼家具に入ってるって…？
なかなかの情熱がこもっている
送られてきた手紙や自筆は一応取り分けておいた
ここまでが昨日の作業❗
今日は鏡台だ
積み上げられた化粧品の山も随分なくなった
小引き出しには、よく使う毛抜きや爪切り そしてガラクタがギッシリ
その中に枯れた植物と写真３枚入った袋…
HAHAは写っていない
知らない男性の写真
メモに住所と名前
キタガワクンだ
へぇ～こいつがキタガワクンか…
格好つけたイキがった風の兄ちゃんだなぁ(笑)
こういうのがHAHAのタイプだったのか
家族の写真は部屋の隅の缶やタンスの奥に放ったらかしなのに、自分が一番よく使う鏡台に大事に入れてたとは…何だか呆れた
他にも憧れの男性の写真をみつけたことがある
これもHAHAの拠点のサイドボードの上に【アコガレのカワサキクン】の写真
写真の裏面に書かれてあるから間違いないの
夜のパート勤めしていた時の同僚らしい
子供ながらカワサキクンの名前には聞き覚えがあった
単に憧れのお気に入りだったとは思うが身近な場所に写真を置くのが…中身 少女か…
(~_~;)
まぁ大事だったかは知らんが後生大事に残していたのだ、HAHAの写真をまとめたアルバムに見えないように入れておいてやる
1年後かその先か分からないが、お焚きあげか何かで供養出来たら 一緒に燃やしてやろう…天に昇って受けとるがよい
家族の写真はこの間出てきた子供の頃の写真とまとめておこう…
家族という現実に向き合えず、妄想の恋に想いを馳せるような儚げな人間とは到底 思えないが、現実逃避し過ぎだな
アホラシ…
本当に戸籍上 カゾクとしてアホらしいわ