先日母を

内科とくら寿司に

連れて行きました。


内科で

診察が終わって

車に乗り込むと

母が


「血を抜くときに

    看護師さんが

  『いつも服のセンスが

    いいね~』って

    言ってきたのよ❗」

    

と、うれしそうに

報告してきました。


「へーそうなんだ。

    よかったねぇ。

    センス

    いいもんねぇ。」

と言うと

「そーお?」

と、

とてもうれしそう

にしていました。


そのとき着ていた

カーディガンは

『私と一緒に

    買いに行って

    私と一緒に選んだ

    もの』

でしたが、

そのことは

買いに行ったことも

含めて丸々全部

忘れていました。


母は

誉められたことは

めちゃくちゃ

覚えていて、


「バス停で

    待ってたらね

    おばあさんに

  『きれいな髪ねぇ。』

    って

    誉めれたのよ。」

とか

誉められ系の

エピソードトークは

たくさん覚えていて


嬉しいことは

海馬にしっかりと

刻み込まれる

みたいです。


そのあと

くら寿司に

連れていきました。


母用に

いくら多めの

寿司15貫と

もろこしあげ2皿を

注文して


私は茶碗蒸しと

寿司4貫を

注文しました。


びっくらぽんが

3回できましたが

全ハズレでした。


チーーッ❗と

思いながらふと

母の方を見ると、


母がティッシュを

広げて

もろこしあげ

2個を入れて

せっせと

おにぎりの様に

包んでいるのが

目に入りました。


「えっっ❗

   何してるの❓」

と言うと、

母は

「これ、好きだから。

    持って帰って

    食べる。」

と言って

包み続けていました。


私が

「いやいやいや。

    油でギトギトに

    なるよ。

    おやめなさい。

    残していいから

    お皿に

    出しときなさい。」

と言うと母は

しぶしぶ

出していました。


そんなのは

初めて見る行動

だったので、

私は

『ヤバイよヤバイよ。

   進んでるよ。』

と思いながら

母の方を

見ていました。


すると、母は

皿に出した

もろこしあげを


おもむろに

私に近づけて

「これ食べな。」

と言ってきました。


私は

「いらねーよ。

    置いといていいよ。

    それか自分で

    食べなよ。」

と言うと、

母はしぶしぶ自分で

食べていました。

(食べるんかーーい)


ふと見ると横に

もろこし包みより

デカイ

ティッシュ包みが

置いてあったので、


 「え、それもなんか

     包んでんの?」

と聞くと

母「違う違う。

       これはフク。」

と言うので

私「え、フグ?

       頼んでないよ?」

と言うと

母「違う違う。

        くず。」

私「え、くず?

        くずって?」

母「くずくず。」

私「くず?ゴミのこと?」

母「くず。周りのくず。」

私「ええ?」


話が通じず

らちが明かないと

思った母は、

母「くずくず。」

と言いながら

ティッシュを広げて

私に見せました。


そこには

いくらの軍艦の

海苔が

たくさん(6貫分)

入っていました。


私「ああ、海苔ね。…」

    『海苔って単語が

        思い出せ

       なかったんだ』


前回までは

吐き出さずに

食べていたのに。…


老いは

受け止めないとな。


こんなに

吐き出すんだったら

いくらの醤油漬けを

ひと瓶買って

ご飯にダーってかけて

食べさせる方が

いいかなー。

と思いました。


1回につき

大体母だけで

2000円だから


いくらの瓶と

ウニの瓶を買って

ご飯にかけて

食べさせる。


いちいち吐き出して

ティッシュだんご作る

ぐらいなら

その方がいいかなー。


と思いました。


そのあと母は

うちで

カフェオレをのみ

アイスを食べて

数字ぬり絵をして

風呂にはいって

夕方送り届けました。


ちょっと来週は

瓶祭りに

してみようかな。