『天使と悪魔』 ダンブラウン/著 | パンダの日記「パンダ日和」 by pandaosaco

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何が必要で、何が大切なのか――?
時に初心に立ち返り、自身の傲慢・慢心へ問いかける。
それが全ての糧となると信じて (C)Pandaosaco

 
 出番待ちの本が増え、とりあえず最近ダラダラと読んでいた本書を読み終えましたよ。

 美容院だとか病院だとかの待ち時間だったり、スタバなどでの時間潰しに読むのには、長くて翻訳もののミステリーがピッタリ。

 つい涙が流れて…なんて事にはならないから、それも安心。
 ということで、本書もあちこち持ち歩きましたよ。


 今回は、ヴァチカン公国、新たなカトリック教皇が選出されるコンクラーベその日。

 ダンブラウンの小説らしく実在するヴァチカンの歴史的建造物が怪奇事件の舞台となり、美術、芸術作品が事件を解く鍵となりします。

(上中下と3巻ありますが、時間にすると、なんと24時間の出来事を描いたもの
だったりします。)


 そもそもカトリックには、科学を受け入れて来なかったという歴史があります。

 神の創りたもうたこの世界に“科学的な根拠”などあってはならないし、“科学的な証明”などもされてらならない。

 その為に弾圧や迫害により多くの科学者が命を失い、あるいは追放されました。


 今回はそんな因縁を持つ聖職者と科学者の関わりの中で、事件が展開されていきます。

(主人公は象徴学の教授ラングドンですが。)

 次期教皇候補の命を次々と奪い、科学者の発明品(新型爆発装置?)を盗んで隠したのは、一体誰なのか――?

 天使とは?悪魔とは?

 
 人が宇宙に立つ現代では、宗教も科学を受け入れざるを得ず、両者が折り合いを付けて共存していますが、それでも、狂信的な信者には理解し難いところも沢山有るのでしょうね。

 歴史を鑑みて読了すれば、成る程、彼の言い分も分かるような気がしました。

 まあ、でもね。
 これは暴走しすぎちゃったけどね。


 でもって、ラングドン教授。
 今回はヘリコプターから落ちても死ななかったという、相変わらずの不死身っぷり。
 これこそ絶対に科学でも証明できないでしよ、と野暮な事をも思うのでした。