防府市の豪雨災害の件 | 熊猫日記

防府市の豪雨災害の件

試験が終わって2週間がすぎました。
たまに民法の条文を読むくらいで
勉強はまだ再開していません。そろそろしなくては・・。
今はもっぱら図書館やツタヤから本や漫画を借りてきて
乱読三昧の日々です。
試験勉強以外の文字を読むって、なんて楽しいんだろう。

さて、私が住んでいる防府市の昨日の雨、たしかにすごかったです。
そして雨の上がった今日はもっとひどい。
今ニュースでは
「真尾(まなお)の老人ホーム」「国道262号佐波山トンネル」「奈美(なみ)」
の3地域が報道されてますが
私はその262号沿いの佐波山トンネルの手前に住んでます。


めちゃくちゃ降っていた正午前
私は土砂崩れが起こった佐波山トンネル方面へ
自宅へ向かって運転してました。
(その時間、ちょうどその土砂崩れがあったことを後で知りました。)
ワイパーなんか意味がなかったし
道路にはタイヤの半分ぐらいまで水がたまっていたような感じでした。
「なんだ?この雨!?」と重いながら
30キロ前後のノロノロ運転で帰宅しました。

子どもにごはんを食べさせていつものように昼寝させようとしたら
窓からヘリコプターが飛んでいるのが見えました。それもかなり低空飛行で。
市内には航空自衛隊があって
しょっちゅう飛行機とかその類が飛んでいるので
珍しくもなんともなかったのですがその日はやけに低すぎる。
乗り物大好きの息子はそれを見て眠気もふっとんで
いつもより格段によく見える&音もよく聞こえるヘリコプターに興奮していました。
それから1時間たつかたたないかの間に
ヘリコプターの数が増え、
しかも常にどれかが我が家の真上を通り過ぎる状態になってきました。
どこかとどこかを往復している様子です。
しかもどんどん飛ぶ位置が低くなってきている。
その位置が
我が家のそばにある竹林につくかつかないか(に見えた)ぐらいになると
さすがに息子はこわくなったのか泣き出すようになりました。
たしかにあんなにそばにくると墜落してくるようでこわい。
結局それが日没まで続き
「一体なにやってんの!」と
息子の昼寝タイム(母の読書タイム)を奪われた私はちょっと怒ってました。


・・・で、夕飯どきにテレビをつけて
ニュースでそのヘリコプターの理由を知り驚いたのです。
我が家のすぐそばで土砂くずれが起こって
家だの通行中の車だの、さらにその救出に行った消防車までが
埋まったというじゃありませんか。
そのレスキューのために(報道用も混じっていると思うが)何往復もしていたのです。
読書ができないぐらいで怒った私はかなり反省。
と同時にいつも見慣れている道路とか標識が
次々とテレビに出ているのを見て不思議な気がしました。

そして今朝も「とくダネ!」でご近所が中継されてました。
フジテレビの中野アナウンサーも老人ホームにきててびっくりしました。
こんなに防府市が連呼されるのも
何十年に1回だろうなあーと思いながら
テレビをながめていたのでした。

しかし明日は我が身です。
幸い我が家は駐車場にちょっと土砂が流れてきた程度ですが
また雨が降ったらどうなるかわかりません。
今、数十メートル先はもう別世界です。
大量の木とか土砂とかたまにソファだとかが道路沿いにずらっと並んでいます。
国道の真ん中では大きなパワーショベルが作業をし
その国道沿いにはパトカーやらテレビ局の車やらタクシーやら色んな車が並び
いつもは見かけない感じの種類(要するに都会風)の人たちが歩いています。
ひっきりなしに救急車のサイレンが鳴っています。
そしていつもの地元のひとたちは
うつろな表情でひたすら積もりに積もった庭の土砂をかきわけています。



はやくあの平和な日常が戻りますように。