前回のDC/DC コンでOPENドレイン制御に味をしめて、可変ゲインAMPとしての
利用できない?と考えてみることにしました。
従来から、アナログスイッチ、J-FETを使って、GAINを変える事はありました。
これなら、反転増幅でも使える。
OPENドレインで突っ張ると、非反転増幅でしか利用できないけど、お手軽な感じ。
手元のパーツレベルで行けるので良いのではないかと思います。
但し、ゲインが(1+α) になるので少し使いにくいのが難点かと思います。
さて、検討したのは下記の回路。
確認は、R2=OPEN、 R1=R3=2.2k でSW(FET)の代わりに、PIC12F1822 のポートを使用して確認をしてみた。入力1Vの時、SW Open 時に 出力Voo=0.86 で SW short 時にVos=1.878だった。
SW ショート時のGAINは2倍となる設定だったのでかなり誤差が大きい。SWをFETで無く、結線(手動接続)にて確認したが、それぞれ 出力Voo=0.914 Vos=1.891 であった。
2倍設定で2.06倍で3%の誤差となる。
裸のGAIN差は、6.2%ほどなので付加した回路の影響が出ている。
抵抗の調整で回避できるか否かの見極めが必要の様だが、可変ゲインAmpとして使用できる様で、リレー方式に比べて制度は半分という所で有る事が確認できた。
使ったPIC12F1822 からコマンドを、USART経由で送信すると、SW をOn/Off出来る。これでPCからコマンドを送信できるが、PICの有り無しでの差の大きさが気になるところ。通常のFETを使用して差の有無を確認したい所です。
切り替え速度の測定結果が下の画像になります。切り替え速度は、OP-AMP次第でしょう。今回の遅いOPAMPでは200μs以内での切り替えが出来ていました。
スルーレート的には 5V/ms 程度のは余裕で切り替え可能でした。