- 著者: 伊坂 幸太郎
- タイトル: ラッシュライフ
ついに出ました新潮文庫、ラッシュライフ!
おめでとー。
ていうか出たのはちょっと前で、読んだのもちょっと前だったんだけどね。
とりあえず、伊坂 幸太郎来ました。
伊坂独特のユーモアと、読んでいて「なるほど」とうなったり、次の瞬間には笑っていたりしてしまう会話。
キャラクターはどれも魅力的。
黒澤さんLOVE。
そして、何よりも立体感ある文章構成。
読んでいてストーリーに凹凸があるのが、めちゃくちゃわかる。
そして、最終的には騙される。
まぁ、こういうパターンの小説は読んだことあるんだけど、
「ハサミ男」、とか「慟哭」
とか。
でも、清清しいまでの錯覚、錯視。
↓冒頭にあるエッシャーの錯視の絵
物語はこの絵の中を蠢いているようなもの。
「人生は永遠に続く」
「人の一日なんてどれも似たり寄ったりだよ」
「重ねて一度に眺めてみればどれも一緒に見えるさ」
物語はそんな人達の生活を描写したもの。
rash lush rash rush
ラッシュライフ。
さて、物語の魅力あふれる登場人物を紹介!
多少ネタばれありかも。
●戸田 職業:画廊
「今、この瞬間に生きている誰よりも私は豊かに生きている」
●志奈子 職業:画家
「良い人生を」
●黒澤 好きな言葉:夜 職業:泥棒
「人生については誰もがアマチュアなんだよ」
●佐々岡 黒澤の同級生
「人生はきっと誰かにバトンを渡すためにあるんだ」
●豊田 好きな言葉:無色 職業:無職
「すでに人生はどうにもなりません」
●川原崎 好きな言葉:力 職業:-
「バトンを持っていない僕は、自分がどういう理由で生きていくべきなのか不意に分からなくなってしまったんです」
●京子 好きな言葉:心 職業:精神科医
「心にもないことを書いたわ」
そして何よりも好きなセリフはこれ。
「カウンセラーになりたいんだけど」
「迷惑は分かりますけれど、心機一転出直したいんです」
ちなみに僕が好きな言葉を書くとしたならば、
それは、
「運命」
かな。




