最終日。爆風大雨の中、船長のご厚意で出船してくださった。

いつもの南西方面は言うまでもない壊滅状態なので船は東海岸へ向かう。シケの中やっとの思いで着いたものの滝のような大雨と雷でしばらく沖で待機、良くなってからSさんと自分は初日に乗った磯へ。

石物師は隣の磯、ルアーマン1人は別のポイントへ渡された。

初日ほどうねりは回り込んできていないので幾分やりやすい。

まずはSさん、トップでサクッとバラクーダ。

自分はナイロン30ポンドタックルにてルアーとデッドベイトを駆使していつもの脇役達。











過去に磯の上で経験をしたことがないような土砂降りの中、竿を持ち続けるのはしんどいけれど何もしないと体が冷えてしまうので脇役達を釣りまくりながら体を温めていく。相変わらずクロカッポレの魚影が濃い。






雨が一瞬止んだタイミングで船長から昼飯が配達。



最終日にしてオムライス。いい意味で期待を裏切られた。船長が作ってくださったオトコ飯はどれも絶品でした!


午後の部、相変わらず海からは巨魚の気配は感じとれないが今の自分にできることを淡々とやっていく。

払い出しの潮にデッドベイトを乗せるとラインが走っていった。





バシッとアワセをくれてやると16キロのチビキ。

その後回収時間までやり続けたがドキドキさせてくれるようなヤツは針を咥えてくれなかった。



今回の小笠原は停滞する梅雨前線の影響でぐちゃぐちゃの海況だった。2航海滞在して凪だったのはたったの1日。それでも船長のご厚意で6日も磯に上がることができ沢山の魚達(脇役〜名脇役合わせて約90匹)の顔を見れて試してみたかった「あれこれ」ができたので良しにしたい。

ベイトやルアーに線引きを設けず、とにかく沢山魚を掛けてマグレではなく再現性のある技を身に付けたい。「それが巨魚への1番の近道だよ」とアオキ師匠に教わったから。


ちょうど内地に帰港した日から前線が大きく北上し凪の小笠原がはじまっていたが考えないことにする。


おわり。