こんにちはニコニコ



【──利用者として身につけた“心の整え方”──】

 福祉サービスを利用していると、
どうしても「落ち込む日」は避けられません。 

体調、環境、人間関係、思い込み…
さまざまな要因が重なって心が沈んでしまう。

 「もうだめかも」
「私って本当にダメなんだ…」 
 そんな気持ちが押し寄せてきて、
一歩が踏み出せなくなる日があります。

 けれど私は、この数年間で“何度も落ち込み、
何度も立ち上がった”経験の中で、
 自分なりのセルフケア術が少しずつ身についてきました。

 今回は、そんな「落ち込みからの復活術」を、
利用者目線で丁寧に書いていきます。 


 ■1. まずは“落ち込んでいる自分”を否定しない 

 昔は、落ち込むと真っ先に自分を責めていました。
 
 「また迷惑をかけてしまう」 
「なんでこんなに弱いんだろう」
 「情けない自分が嫌い」 

 でも、支援員さんにある日言われた言葉が、私の考え方を変えました。

「落ち込むのは“ダメだから”じゃなくて、
一生懸命だからだよ。」

 あの瞬間、心の重りが少し外れました。
 落ち込み=弱さではなく、むしろ、
「頑張っている証」なんだと気づけたのです。

 いま私は、気持ちが沈んできたらまずこう言います。 

 「落ち込むのも、人間だから当然。」 

 これだけで気持ちの揺れ方が変わります。


 ■2. “ひとりで抱え込まない”練習をする 

 利用者として一番辛いのは、「助けて」が言えないときです。 

 ・迷惑をかけたくない 
・うまく説明できない 
・自分の弱い部分を見せたくない 

 こうした思いが邪魔をして、ひとりで全部背負ってしまう。 
 けれど、落ち込みが深くなるほど、声を出すのが難しくなります。

 だから私は、
支援員さんに教わった“魔法の一言”で自分を助けています。

 それは──
「今ちょっとしんどいです」
 理由を全部伝えなくていい。
完璧に説明しなくていい。

 このシンプルな言葉だけで、
支援員さんは
「どうしたの?」
「ちょっと休もうか?」
気づいてくれます。

 小さなSOSを出せるようになったことは、私の大きな成長でした。 
 

 ■3. “できたことだけ”を見る練習 

 落ち込む日ほど、 
「できなかったこと」
「失敗したこと」
ばかりを数えてしまいます。

 でも、本当は小さな“できたこと”もあるはず。 

 ・作業所に来られた 
・起きて身支度ができた 
・誰かに挨拶できた 
・ひとつだけでも作業できた 
 支援員さんがよく言ってくれます。 

「来れた時点で、今日のあなたはもう合格だよ。」 
 この言葉のおかげで、「できたこと探し」が習慣になりました。 

落ち込みの渦の中でも小さな“成功”が、
周りに転がっていることに気づけるようになったのです。 

■4. 心を休ませる“緊急避難場所”を持つ 


 支援員さんのアドバイスで作った、私の“心の避難場所”。 
これは本当に役立っています。

 ・好きな音楽 
・静かな部屋 
・深呼吸 
・散歩 
・ぬいぐるみ 
・温かい飲み物 

 どれも簡単だけれど、 
「もう無理…」と思う気持ちにフタをせず、 
いったん心を休めるための大切な時間です。 

 特に私は、
“作業からいったん離れて、
別室の静かなところで深呼吸する”
これが一番落ち着きます。

 これを“逃げ”だと思っていた時期もありました。
 でも支援員さんが言いました。 

「逃げるのは、前に進むための準備だよ。」 
 この言葉で、私は“休むこと”を自分に許せるようになりました。


 ■5. 「その日のうちに復活しなくてもいい」と知る 

 落ち込んだとき、私はすぐに立ち直らなきゃと焦ってしまいます。 

 でも支援員さんはいつもこう言います。

「今日できないなら、明日でいいよ。」 

 前よりできたらOK。
昨日より少しマシならOK。
 “今日中に復活しなくてもいい”と知ったら、
気持ちの回復が早くなりました。 

焦りが減って、心が楽になるのです。


 ■6. 落ち込みは“悪い出来事”ではなく“心からのメッセージ” 

 私は今こう思っています。 
 落ち込むのは、
心が「ちょっと疲れたよ」と教えてくれているサイン。

 ・無理している 
・本当は休みたい 
・本音が押し込められている 
・体調が限界に近い 

 落ち込みは“壊れた証拠”じゃなくて、
 “守るためのアラーム”なんです。 

 そのサインに気づけるようになったのは、
支援員さん達が「気持ちを言葉にする練習」を
根気強く手伝ってくれたからでした。 


 ■最後に──

落ち込む日は、あなたが弱い日はではない 
 落ち込みから復活するために必要なのは、
 特別なスキルでも、強さでもありません。 

 必要なのは
自分を否定しない、小さな優しさ
ただそれだけです。

 そして私は、落ち込むたびに少しずつ気づきました。 
 “落ち込みは、誰かに助けてもらえるきっかけでもある


“落ちた日があるから、
立ち上がれた日の喜びが大きくなる
” 利用者として日々揺れ動く心の中で、
 私はひとつひとつセルフケアを覚えて、
 ゆっくり、確実に前に進んでいます。 

ブログを読む誰かにとって、 
今日の記事が“心の休憩所”になれたら、嬉しいです。