当時のクリストファー・リーヴさんの脂のノリっぷりは尋常でなく、まさに銀幕のスターだったのを思い出せます。
このほど、新ドキュメンタリー『スーパー/マン:クリストファー・リーヴ・ストーリー』の中で、その事故後に死を考えるようになったことが明かされている。
同作の予告編では、クリストファーさんは語った。
「自分とみんなの人生を台無しにしたと感じた。スキーやセーリング、(息子の)ウィルにボールを投げることもできなくなった。(妻)ダナと愛を営むこともできない。僕は逝くべきなんじゃないかと思った」
しかし、妻ダナの言葉によって考え方が変わったそうで、
「でも妻の言葉が僕の命を救ってくれた。『あなたがあなたであることに変わりない。私はあなたを愛してる』ってね」と続けてる。
難しくも、特別でなくとも、そこを支えにできる言葉が人にはあります。
さりげなくも、まごうことなき本音の言葉で、飾り気がなく、素直さでほとばしっただけの、普通の流れのうちに出てくる言葉。
特別ななにか、に至ろうとしたがる人の深層心理みたいなものは間違ってる。
毎日に間に合う気持ちが大丈夫なだけで、私たちは生きていけるのに。
なんで時々、それを忘れちゃうんでしょうね。
リーヴさんが最後の最後まで心輝く人であってくれてよかった。
周囲がそれを認める人らであってくれて嬉しくなる話でした。