ニュージーランドで日本食シェフをしてた人の話を聞いたことがあるので、カリフォルニアロールなどでも驚嘆してる私ごときは、まさに井の中の蛙でしたと降参降参ってなったものです。
ブロークンイングリッシュよろしく、マイナーチェンジして世界のどこででもはびこれるタフネスが宿っちゃえば、スシでもテンプーラ、ラーメンなどなども変容を自在にするが、ライスボォルまでその波が来るのは予想外だった。ケータリング性に富むし、具材如何(いかん)でどうとでも変われるからね。
「ごはんの塊で丸い物ってイメージ!」「三角形の形がカワイイ!どうやって三角形に握るのか不思議すぎる」「黒い海苔を食べたことがないから、どんな味なのか気になる!」「おにぎりの中には何が入っているの?」「おにぎりの中に具材をどうやって入れるの?」など、おにぎりを当たり前のように作って食べている我々日本人には「そこが気になるんだ?」とびっくりするような質問も多かったです。
これ読む限り、このファーストインプレッションの方が、具材やモチーフを思えば自然な疑問だなって思えてきますわね。「海苔」は外国の方には馴染みないものねえ。
クラスでは、「おにぎりとはどんなもの?」から始まり、おにぎりの作り方やさまざまな形などの説明を書いたレシピを配布。具材を中に入れてご飯で包み海苔を巻く、具材を外に乗せて海苔で包む、お米と具材を握らなくても包んで食べられるおにぎらずなどを実演しながらの説明となりました。
多彩でいいなあ!発想の自在さを思うと、ここから始めたおにぎりの方が展望が深く遠くまで届きそうじゃん。これっくらいファンキーな方がいいのかもね。
かつお節は、外国人の多くの皆さんが必ずするといっても過言でない質問、「これはどうしてユラユラと動いているの?」がこの日も聞かれました。
だよねえ?魔法みたいだよねえ。
当たり前って当たり前じゃないんだねえ。